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カワサキ バイクの人気・新型モデルや試乗レポート、名車や歴史など魅力を大解剖!

カワサキの話題・人気のモデルをインプレッション

『ライダースクラブ』編集部が選んだ旬のモデルを試乗レポートする「R/Cインプレッション」。乗り心地はもちろん、注目すべきディテールやスペックなど、多彩なインプレッションライダーによる研ぎ澄まされたレポートをお届けする。
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カワサキといえば Zシリーズ

Zシリーズの歴史は、1972年に発売されたZ1からはじまった。正式な車名は900Super4だが、型式であるZ1という呼び名が定着しており、今なお高い人気を誇る。中古車相場は200~300万円前後と非常に高価なことがそれを示している。
当時の日本には最大排気量750ccというメーカー自主規制があったため、国内ではそれに合わせたZ2(750RS)が1973年に発売された。“ゼッツー”の愛称で親しまれ、漫画『あいつとララバイ』などが人気に拍車をかけた。Z1が北米や欧州など世界で販売されたことに対して、Z2は日本国内のみだったため生産台数が少なく、それゆえに現在の中古車相場はZ1よりも100万円ほど高い。

カワサキ Z2(1973)


Zシリーズはその後、排気量を拡大しながらZ1000、Z1-R、Z1000GPと進化していき、空冷エンジン搭載車としては1983年発売のGPZ1100が最終モデルとなる。
厳密にいえばZシリーズではないものの、1989年発売のゼファーは、Z1のスタイリングとコンセプトを強く意識しており、Zシリーズを語るうえで欠かせない。Zシリーズの空白を埋める重要なバイクだ。全盛を誇ったレプリカブームにピリオドを打ち、ネイキッドという新たなカテゴリーを生み出した功績は大きく、カワサキだけでなく日本のバイク史に残る名車でもある。
排ガス規制に対応するべくエンジンが水冷化された新生Zシリーズは、2003年発売のZ1000で誕生した。これはスーパースポーツであるZX-9Rをベース車とするストリートファイターで、サーキット直系の過激な走行性能が特徴だ。翌年にはミドルクラスとなるZ750も登場する。

カワサキ Z1000(2003)


Zシリーズは現代的なネイキッドあるいはストリートファイターとして進化していく。特に2014年に発売された、4代目となるZ1000は「凄み」をコンセプトとした大胆で迫力あるエクステリアも話題を呼んだ。そして2018年、Z900をベース車としてレトロデザインを採り入れたネオクラシック、Z900RSを発売。Zシリーズの力強さに加えて親しみやすさをプラスし、Zという名車の懐の広さを見せつけたのだ。

カワサキ Z900RS(2018)


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幅広いユーザーに愛されるNinja(ニンジャ)シリーズ

Ninja(ニンジャ)は1984年発売のGPZ900Rにつけられたペットネームだ。当初は予定になかったが、主たる市場である北米カワサキの強い要望によって実現したものである。初代NinjaことGPZ900Rは、映画『トップガン』でトム・クルーズが走らせたことで大人気モデルとなった。

カワサキ GPZ900R/型式名:ZX900A1(1984)


しかし当時の日本では750ccというメーカー自主規制があったため、GPZ900Rは日本で生産されて北米などに輸出したものを日本へ送り返す“逆輸入車”という形態で国内販売された。
「NinjaといえばGPZ900Rだ」というカワサキファンの認識は今も根強いが、北米仕様では1986年のNinja400R(日本仕様はGPZ400S)やNinja ZX-11(日本での車名はZZR1100)のようにペットネームではなく車名として冠されるようになり、アメリカではカワサキ=Ninjaのイメージが定着していった。現在の北米カワサキやタイやマレーシアなどASEAN諸国のウェブサイトでは、Ninjaシリーズが筆頭となり最新ラインナップがカテゴライズされているほどである。
そして2008年、Ninja250Rの登場によって、Ninjaというペットネームは世界各国に展開するグローバルなフルフェアリングスポーツバイクの車名として採用される。これ以降、Ninjaを車名とするシリーズが構成され、並列2気筒の250cc、400cc、650cc、並列4気筒の600cc、1000ccのエンジンバリエーションを持つほか、Z1000をベース車とするスポーツツアラーのNinja1000やスーパーチャージドエンジンを採用するH2も加わった。また、2020年5月時点で開発中の250cc並列4気筒エンジンを搭載するZX-25RもNinjaシリーズに加わる予定で、ますますその魅力を高める。

カワサキ Ninja 250R(2008)


Zシリーズ同様、Ninjaシリーズもモデルバリエーションの豊富さが特徴であり魅力だ。エンジン型式と排気量の選択肢の多さに加えて、それぞれに異なる走行特性が与えられ、サーキット走行を存分に楽しめるスーパースポーツ、高速巡航からワインディングまでエキサイティングに走れるスポーツツアラー、街乗りからツーリングまでバイクの面白さを全身で味わえる小~中排気量モデルと幅広い。上位モデルには電子制御技術も惜しみなく投入され、カワサキの最新テクノロジーによる安全性と快適性も体感できる。

カワサキ Ninja H2 CARBON(2020)


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