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【Historic Bikes/~DIAVEL1260/S~】次世代のドゥカティを予感させる新型

8年ぶりのフルモデルチェンジ! 2011年に発売が開始されたドゥカティの新たなチャレンジがディアベルだ。以来、年次改良と派生モデルの追加が繰り返されてきたわけが、このほどついにフルモデルチェンジを敢行。名称も新たにDIAVEL1260/Sとなり、第2世代へと進化を果たした。 

※この記事は過去に掲載された記事を再編集した内容です。

その走りはクルーザーにあらず!

DIAVELはそのステイリングからクルーザーにカテゴライズされるが、ドゥカティはこの新型の発表に際し、「DIAVELのコンセプトは当初からメガモンスターであり、今回もそれは変わらない」と明言。本領を発揮するステージは高速道路よりもワインディングで、ハンドリングマシンとして仕立て直されているのが特徴である。

エンジン搭載位置も刷新した車体

それを実現するため、トレリスフレーム、片持ちスイングアーム、サスペンションのすべては完全に別モノになった。当然ディメンションも大きく変わり、その象徴が初代モデル比で40mmも後退したエンジン搭載位置にある。 この効果は相当に大きい。従来のハンドリングも、その巨躯をものともしないスポーティさにあふれていたが、新型に試乗した後ではフロントまわりの重さと舵角がつき過ぎる領域が存在していたことが分かった。 それ単体で乗っていた時は特に気にならなかったものの、新型からはその症状がきれいに消え去り、ナチュラルはライントレース性が与えられていたのだ。 ただし、真のポテンシャルはその一歩先にある。車体を意図的に素早くバンクさせてみてほしい。その時のレスポンスはまさに圧巻の俊敏さ。コーナーからコーナーへ切り返す時の挙動は「グラリ」でも「ユラリ」でもなく、「スパッ」や「ビュッ」といった類のもので、目線が低いことも手伝って、猛烈な勢いで路面が迫ってくるのだ。

可変バルブタイミングのDVTを採用

コーナリングに醍醐味を見出せるのは、よく調教されたエンジンのおかげでもある。ムルティストラーダなどでも実績のあるDVTユニット(いわゆる可変バルブタイミング)の最高出力は、スーパーバイクシリーズを除くモデルの中で最もパワフルな159psに到達。とはいえ、パワーデリバリーはスムーズの極みにあり、もしも破綻しそうな気配を見せれば6軸のIMUとそれと連動した各種電子デバイスがライダーのスキルをサポートしてくれる。 デザイン、ハンドリング、パワー、フレキシビリティ。それらをすべて併せ持つこのディアベルは、新たなオールラウンダーとして高い資質を備えたモデルだ。

DIAVEL1260/Sのデビューフェアも実施中!

さらなるスポーツ性を手に入れた新型DIAVELの発売を記念し、ドゥカティ正規販売店ではデビューフェアが実施されている。期間は7月15日までで、2019年9月30日までに新車を登録すると5万円分のクーポンがプレゼントされるというもの。このクーポンを使えばドゥカティ純正アパレルやアクセサリーパーツを購入することができるので、DIAVELの走りをさらに高めるカスタムをしてもよし、ドゥカティらしいスタイリッシュなアパレルを手に入れるもよし。DIAVELの世界観を思い切り楽しんでいただきたい。 キャンペーンの詳細はバナーをクリック!

※この記事はDUCATI Magazine 2019年8月号を再編集したものです

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