アエラの技術とこだわりが凝縮した『DUCATI STREETFIGHTER V4S』が凄かった!!
これまでAELLAが手がけてきたショーモデルの流れを汲みながら新たなアプローチにより製作されたのがこのストリートファイターV4S ベースモデルが持つどう猛で邪悪なイメージをさらに強調しながら随所に施されたこだわりのカスタムで存在感と走行時のパフォーマンスを向上している。
DUCATI STREETFIGHTER V4S Build By AELLA
ストリートファイターV4を開発するにあたり、ドゥカティのデザイナーは「コミックキャラクターのジョーカーからインスピレーションを受けてフロントマスクをデザインした」という。アエラが手がけたこのコンセプトモデルは、そのジョーカーが持つ雰囲気を深化。
これまでパニガーレV4Sやアエランブラーなどのカスタムに取り入れてきた京風デザインというコンセプトを一新する一方、共通要素も取り入れてアエラらしさも追求している。 その一例が、メインカラーに選ばれたブラック。
ゴールドパールの上にブラッククリアを施した4コートパール塗装は、差し込む光の角度や強さにより、ゴールドが姿を現して妖艶な雰囲気を生む。この塗装は、前号で紹介したアエランブラーのセカンドバージョンに施されているのと同様で、アエラとしての技術継承も表現している。
ボディラインにも使われるゴールドは、過去のコンセプトモデルで採用されてきたカラーで、こちらもアエラらしさのひとつ。ウイングレットやフェイスラインの裏側には、燃料タンクに合わせたシルバーカラーが取り入れられているが、あまり目に触れることがない場所にも気を遣うさりげないこだわりも京風だ。
一般市販されているアルミビレットパーツも多く導入されているが、オプション設定のないアイテムにもスレートグレーのアルマイト処理を施すなど、求めるイメージの確立に向けて細部まで抜かりはない。
V4のパワーを操るためにポジションをアジャストできる
キャリパーボルト&ワッシャーや前後アクスルナットなどには、チタン製のオリジナル製品を使用する。なおAELLAでは、創立30周年記念企画の第2弾として、各種チタンパーツをAELLAブルーに陽極酸化処理する無料サービスを実施中だ