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中野真矢×平嶋夏海インプレッションKAWASAKI Ninja ZX-25R SE KRTEDITION【さらなる進化を遂げた咆える250cc4気筒スポーツ】

現行モデルでは、クラス唯一となる並列4気筒エンジンを搭載するNinja ZX-25R SE。250ccクラスを席巻する人気モデルが、満を持して初のモデルチェンジを果たした。その新型Ninja ZX-25R SEを、中野真矢さんと平嶋夏海さんの2人が試乗。サーキットを思い切り走り込んでの、本音トークをお届け。

第二世代に進化しても走りの本質に揺らぎ無し

中野:今回は、新しくなったNinja ZX-25R SEに乗ってみました。最高出力が3㎰上がって、マフラーが別体サイレンサーになって、フロントフォークにプリロード調整機構がついて、メーターがフルカラーTFTになりました。

平嶋:ズバリ! 走らせてみて、どう感じましたか?

中野:う〜ん、変わらず楽しいバイクだね。見事な正常進化。

平嶋:アッサリ過ぎる!(笑)

中野:いや、実際のところスゴいと思う。これだけ環境問題への意識が高まっている中、規制に対応させながら最高出力を上げてきたんだからね。かなり難易度が高かったハズ。

平嶋:そうなんですか?

中野:継続生産のモデルを新規制に対応させると、パワーが落ちちゃう例は珍しくないからね。それだけ今の排気ガス規制は厳しいから。

平嶋:なるほどなあ……。私なんて、ただただ回すのが楽しいっ!って、楽しんじゃうばっかりなので、なんだか申し訳ない感じです。

中野:(笑)いや、それがこのバイクとの正しい付き合い方だと思うよ。

平嶋:よかった! 実は、Ninja ZX-25R SEは、私にとってエポックなバイクなんですよ。

中野:と、言うと?

平嶋:私の世代だと、250㏄で4気筒のエンジンって初めて触れる存在でしたし、18000rpmなんてドコで使うの? って感じで……。だって、10000rpmって、高回転じゃないですか? それが、タコメーターの半分くらいの位置ですよ?

中野:確かに(笑)。

平嶋:最初は回せなかったですもん。そんなに回したら壊れちゃわないかと思って。でも、皆さん回して走っているから……。

中野:自分も回してみたら?

平嶋:サイコーでした! 高回転域がメチャクチャ気持ち良い。こんなに回していいんだって、私の常識をブチ壊してくれたバイクです。

【4気筒エンジンが最高!】「今までの、エンジン回転数に対する概念を破壊されました!」と、超高回転型4気筒の魅力にメロメロな平嶋さん。「クイックシフターもスゴく気に入りました。シフトアップはどのバイクも気持ち良く決まりますが、Ninja ZX-25R SEはシフトダウンの感覚が最高です」
【4気筒エンジンが最高!】「今までの、エンジン回転数に対する概念を破壊されました!」と、超高回転型4気筒の魅力にメロメロな平嶋さん。「クイックシフターもスゴく気に入りました。シフトアップはどのバイクも気持ち良く決まりますが、Ninja ZX-25R SEはシフトダウンの感覚が最高です」

中野:よく回るし、気持ち良いよね。回せることが気持ち良い。今時の4気筒エンジンは速過ぎるから、僕だってそうそう全開になんてできない。それがNinja ZX-25R SEなら、それこそ一般道で回し切ることも可能だからね。これは面白いよ!

平嶋:でも、それって危なくないですか? 気持ち良く回してると、思った以上に車速が出ちゃってます。

中野:そうだね、一般公道ではスピードに注意だね。でも、それはエンジンのせい? おかげ? ばかりじゃないんだと思う。

平嶋:どういうことですか?

中野:車体のキャパシティが高いから、速度が乗っても不安に感じない。だから余計にスピードが乗ってしまうんだと思うよ。

【車体のバランスが秀逸】高回転エンジン大好き! な中野さんだが、あえて車体の完成度の高さを評価。「攻めた走りをして高い負荷をかけても、ちょっとやそっとじゃ音をあげません。フレームの剛性も高いですが、サスペンションを含めたパッケージでのバランスが秀逸です」とのこと
【車体のバランスが秀逸】高回転エンジン大好き! な中野さんだが、あえて車体の完成度の高さを評価。「攻めた走りをして高い負荷をかけても、ちょっとやそっとじゃ音をあげません。フレームの剛性も高いですが、サスペンションを含めたパッケージでのバランスが秀逸です」とのこと

平嶋:車格にボリュームありますし、サスペンションも〝しっかり感〞がありますもんね。1クラス上の乗車感というか……。

中野:跨った感じは、600㏄のスーパースポーツに近いものがある。フレーム剛性も高いし。

平嶋:コーナーを攻めている時、サスペンションでチョット気になる点があったんですよ。リアは頼り甲斐があるんですが、フロントが少し柔らかく感じたんです。

中野:その感じで間違いないね。

平嶋:ブレーキングでフロントフォークがダイブしやすいなって。もう少し、踏ん張ってくれるともっと走りやすいのにって思いました。

中野:そこは難しいところだなあ。存在としてはマニアックなバイクなんだけど、ビギナーの人も乗るカテゴリーでしょ? 万人が扱えるようにと考えると、標準セッティングの意図は理解できる。このモデルからフロントフォークのプリロードアジャスターが装備されたから、自分なりのセッティングを探してみるのも面白いと思うよ。車体の完成度は高いから、そうした楽しみ方もできる。

持ち前のパワーを活かすのはキャパシティの大きな車体完成度の高さが光る【中野真矢】
持ち前のパワーを活かすのはキャパシティの大きな車体完成度の高さが光る【中野真矢】

平嶋:フロントフォークのプリロード調整は、試してみればよかったなあ。そうそう、このバイクは私の身長でも、跨ったまま足でバイクを動かせるんですよ!

中野:足着き性はいいよね。ポジションも全然キツくない。

平嶋:セパレートハンドルのクランプ位置がトップブリッジの下じゃないですか? そういうタイプのハンドルって、乗る時に〝シンドイだろうなあ〞って構えちゃうんですけど、見た目と違ってフレンドリーなハンドル位置なんですよね。

中野:よく考えられてるよね。デザインの部分で妥協せず、実用的なポジションに収めている。それで、しっかりスポーツも出来るポジションになっているところがエラい。バランスがいいポジションだよね。ツーリングにも使えるでしょ?

平嶋:そうですね、取り回しもいいですし。私、いつも公道でツーリングしたらどうかな? って評価をするじゃないですか。

中野:〝6速60km/hで走ってみたら〞ってヤツだね。

平嶋:高回転型のエンジンだし、あんまり向かないかな? って考えていたんですけど、その速度だとそこそこ回転数が上がっているので、思った以上に快適でした。あと、車格が250㏄にしては大きめだし、車重も重めですよね。そこが安定感の高さに繋がってますよね。ツーリング、イケてますよ!

高回転の排気音は快感! けれど街乗りも十分にこなせるフレキシビリティが魅力【平嶋夏海】
高回転の排気音は快感! けれど街乗りも十分にこなせるフレキシビリティが魅力【平嶋夏海】

中野:イケてますか?(笑) 平嶋先生のお墨付きが出ました。

平嶋:まあ、やっぱり回すことが楽しいバイクだと思いますけど。

中野:そうだよね。僕はやっぱり、思い切り回せるサーキット走行で使いたいな。ニンジャ チームグリーンカップって、面白そうだよねえ。

平嶋:一緒に出ちゃいますか!

中野:イヤ、さすがにソレは……。

平嶋:出ましょうよ〜。

中野:レースはチョットなあ〜。そうだ、レース本戦に出たい人のトライアルっていう練習会があるじゃない? アレに参加したいな。

平嶋:えー? 何を今さら。

中野:そこで、タイムが出せたら、エントリーしようかな?

平嶋:いいから出ましょうよ!

中野:考えておきます(笑)。

Ninja ZX-25R SE/KRTEDITION

2023年モデルでは別体式サイレンサーの採用。超高回転領域のエキゾーストノートは官能的の一言。エンジンにも手が加えられ、圧縮比は11.5:1から12.5:1へとアップ。最高出力は3ps、最大トルクも0.1kgf-m向上した
2023年モデルでは別体式サイレンサーの採用。超高回転領域のエキゾーストノートは官能的の一言。エンジンにも手が加えられ、圧縮比は11.5:1から12.5:1へとアップ。最高出力は3ps、最大トルクも0.1kgf-m向上した
フロントフォークは、従来モデルから継承するSHOWA製φ37mmのSFF-BP倒立フォークを採用するが、新たにプリロードアジャスターを装備。これによりサスペンションセッティングの幅が、大きく広がった
フロントフォークは、従来モデルから継承するSHOWA製φ37mmのSFF-BP倒立フォークを採用するが、新たにプリロードアジャスターを装備。これによりサスペンションセッティングの幅が、大きく広がった
インストゥルメンとパネルは、フルカラーTFTタイプを新採用。カワサキのハイグレードモデルに装備されるものと基本的に共通のパーツで、スマートフォンとのBluetooth接続により専用アプリなどを利用可能
インストゥルメンとパネルは、フルカラーTFTタイプを新採用。カワサキのハイグレードモデルに装備されるものと基本的に共通のパーツで、スマートフォンとのBluetooth接続により専用アプリなどを利用可能
  • エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
  • 総排気量:249cc
  • ボア×ストローク:50.0mm×31.8mm
  • 最高出力:48ps(49ps)/15500rpm
  • 最大トルク:2.2kgf-m/12500rpm
  • キャスター/トレール:24.2°/99mm
  • 全長×全高×全幅:1980×750×1110mm
  • ホイールベース:1380mm
  • シート高:785mm
  • 車両重量:184kg
  • 燃料タンク容量:15L
  • 価格:96万2500円
    • ※( )内にはラムエア加圧時

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