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自らの個性を高め続ける情熱のイタリアンブランド【APRILIA】

イタリアのバイクブランドには、挑戦と競争、再編の中で築かれてきた紆余曲折の歴史がある。少しでもこれを知ることで、それぞれのブランドに対する魅力はさらに深まるはず。ここでは、スポーツモデルを手がけるメーカーを中心に、その歴史や現在の活動を紹介する。

TEXT/T.TAMIYA

オフロードから始まったレーシングカンパニー

自転車会社がルーツで、1968年のモペットを生産開始。1970年代はオフロードレースを中心に活動。1983年に初めて公道用ロードバイクを手がけ、1985年にはロードレース世界選手権の250㏄クラスに参戦を開始した。

1989年には125㏄クラスにも活動を拡大し、1990年代は小排気量クラスを席巻。数多くの世界チャンピオンを輩出した。

2004年にピアッジオグループ傘下になった後もレース活動には積極的で、SBKやMotoGPにチャレンジし、昨年からは世界トップクラスのラリーに復帰する新プロジェクトもスタートした。市販車のラインアップも、スクーターを含めてスポーツ系モデルが多い。

【<2024 RS457>新型ミドルSSを発表日本上陸なるか!?】2024年の新型スーパースポーツとして、457cc水冷直列2気筒のRS457を発表済み。欧州A2ライセンスに対応するモデルだ。エンジンとフレームともに新設計されている
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【1990年代以降多くの世界チャンピオンを生む】世界GPでは、1992年に125ccクラスのアレッサンドロ・グラミーニが初めてシリーズタイトルを獲得。2ストークマシンで250ccと125ccクラスにおいて計19人のチャンピオンを生んだ
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【2009年からSBK再挑戦し世界チャンピオンを獲得】2000~2002年にもワークス参戦したスーパーバイク世界選手権には、2009年に復帰。2010年と2012年にマックス・ビアッジ(写真)、2014年にはシルバン・ギュントーリがチャンピオンに
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【2015年にSBKを撤退しMotoGPにチャレンジ開始】2015年には市販車ベースのスーパーバイク世界選手権から世界最高峰のMotoGP に戦いの場を移し、最初は苦戦したものの2022年に初優勝。昨年は2勝をマークした

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