【サーキットで使えるエアバッグ&プロテクター】KUSHITANI:前後セットで使いやすいよう機能性をアップして進化
サーキットでスポーツ走行を楽しむには、プロテクターが必須だ。昨今は素材の進化をはじめ、エアバッグタイプも充実しており、安全性、運動性、快適性が高まっている。その中でも信頼性の高い製品を紹介しよう。
PHOTO/K.MASUKAWA TEXT/T.YAMASHITA, Y.FUJITA
前後セットで使いやすよう機能性をアップして進化
国産のバイク用ウエアメーカーとして長い歴史を持つクシタニは、レーシングスーツの国内製造の草分けでもある。それだけに蓄積されたノウハウは多く、そして他の国内ウエアメーカーに与えた影響は大きい。名実ともにトップランナーといって過言ではないだろう。 近年は他ブランドとのコラボレーションも積極的に展開し、可能性をさらに広げている。
【K-4451 NEO RACING BACK PROTECTOR】2種類の樹脂とウレタンでフレキシビリティを高める
外側は樹脂製のフレキシブルなプロテクター、内部には AIR BAG for STREET脊椎を保護する低反発ウレタンフォーム、身体に接する部分にはハニカム形状ポリウレタンフォームという3層構造によって、優れた保護性能と密着性、そして快適性を実現した。3Dメッシュ素材のアウター部は取り外して家庭で洗濯できる。レース用途を主眼としているが、身体との一体感に優れる装着性はストリートでも快適、かつ有効。ブレストパッドとの併用が効果的だ
【K-4452 NEO RACING BREAST PAD】身体にフィットする素材は強度と通気性を両立
強度と通気性に優れるハニカム形状のポリウレタンフォームは身体との密着性が高く、素材の防護力を最大限に発揮。ネオレーシングバックプロテクターとの併用で、密着性とプロテクション性能がさらに向上するほか、ツーリングジャケットの下にも着用できる。プロテクターカバーをメッシュ素材とすることで、本体の通気性を損ねることなく着用時の快適性を確保。夏期の使用でも熱を逃がしやすく、ライディングへの集中力を切らさない
ALPINESTARSのTECH-AIR 10をクシタニ製スーツに内蔵できる!
クシタニ製レーシングスーツは、カスタムによって他ブランド製エアバッグを組み込むことが可能で、最新のアルパインスターズ製エアバッグシステムのTECH-AIR 10にも対応している。既成スーツやカスタムオーダーで新規購入する際はもちろんのこと、すでに所有しているスーツへのインサートも可能なので、エアバッグ対応製品に買い換える必要はない。カスタム費用は3万3000円(TECH-AIR 10の費用は別途)となる。カスタム後は2年ごとの定期点検を推奨しており、その際にはエアバッグのシステムチェックやメンテナンスにも対応している。