【SUZUKI GSX-S1000×青木宣篤】低回転域が穏やかだからこその「キビキビ感」【ショートインプレ】

PHOTO/S.MAYUMI TEXT/G.TAKAHASHI
取材協力/スズキ 0120-402-253
https://www1.suzuki.co.jp/motor/
低回転域が穏やかだからこその「キビキビ感」
走り出してすぐ、従来型との違いに気付いた。低回転域からキビキビと走ってくれるのだ。車体は大きく変更されていないのに、軽快だ。安定感重視だった従来型とは、まったく印象が異なる。
カタログには記載が無い変貌ぶりが不思議だったので、スズキの方に尋ねてみると、「エンジンのドンツキを極力減らして、低回転域を穏やかにした」と言う。

「それだけ?」と、逆に不思議が増した。 技術的には確かにマイルドさを狙ったのだろう。その結果、気持ちよくスロットルを開けられるようになった。
それがキビキビ感につながっている。乗りやすさを追求することで、結果的にライダーを楽しませてくれる。いかにもスズキらしい作り込みである。






エンジン | 水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 998cc |
最高出力 | 150ps/11000rpm |
最大トルク | 10.7kg・m/9250rpm |
ホイールベース | 1460mm |
シート高 | 810mm |
車両重量 | 214kg |
燃料タンク容量 | 19L |
価格 | 150万7000円 |