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レーシングスーツ・革ツナギのおすすめ、そして進化の歴史

おすすめレーシングスーツその3「Alpinestars GP PRO Leather suit TECH-AIR AIRBAG COMPATIBLE」


モトGPをはじめとするトップライダーのレザースーツには数年前から搭載され、欧州では14年にストリート用、16年初頭にレース用の製品版がすでに発表されていたアルパインスターズの「テックエア」が、ついに日本市場にも導入された。
外部データを用いず、車体との接続も不要な完全独立作動式のエアバッグは、アクシデント発生時に上半身を包括的に保護する設計。レース用ではライダーのマシン制御不能状態を検知してから45/1000秒、ストリート用では衝撃を感知してから25/1000秒で完全膨張して、5秒間にわたってライダーを保護する。
レース用のシステムは、再起動や充電をせずに2回まで作動させることが可能。作動させたくはないが、万が一の際の安心感は絶大だ。

テックエア本体とアウターとなるレザースーツは、2本の配線で接続され、スーツの袖に配されたLEDインジケーターで作動状態を確認できる


 

バッテリーは25時間の連続作動が可能で、約6時間で満充電するベストのような形状のエアバッグ本体と、システムの作動に対応する設計が施されたアウターを組み合わせて使用する


 

’03年からMotoGPで転倒時のデータロギングプロジェクトを開始。’13年からは上半身全体をカバーするエアバッグをMotoGPに導入してライダーを守ってきた

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