1. HOME
  2. COLUMN
  3. アイテム
  4. クシタニからCE規格&MFJ新規則に対応するプロテクターが登場

クシタニからCE規格&MFJ新規則に対応するプロテクターが登場

レースのレギュレーションに対応し、クシタニが新たなプロテクターを開発 プロテクション性能を高めながら、身体の可動域や運動性も犠牲にしない 相反する目的を、アクティブセーフティの思想で実現した

守って動けるレーシングスペック KUSHITANI BACK PROTECTOR & BREST PAD

2021年に開催されるMFJのロードレースから、欧州の安全基準を満たした「CE規格」の認証を受けたバックプロテクターおよびブレストパッドの装着が義務付けられる。 そのレギュレーションに対応し、クシタニは「ネオレーシングバック プロテクター」と「ネオレーシングブレストパッド」をリリースした。 ……が、じつはクシタニは以前からCE規格のプロテクターを販売しており、それらを2021年からのMFJロードレースで使うことはもちろん可能。ならばなぜ、新規で製作したのか? それは、従来品は〝ツーリング用?に作られた仕様だからだ。 プロテクターには衝撃吸収と衝撃分散の二つの性能が求められるが、じつはレースよりもツーリングや街乗りの方が、衝撃分散性能を求められる(衝突やモノの飛来など) 。そして衝撃分散性能を高めるにはハードプロテクターが有利。端的に言えば〝鎧?のように身体を守れば良い。 しかしハードプロテクターは、身体の可動域を狭くする要素もある。ツーリングなら問題なくても、激しいフィジカルアクションが必要なレースで、ライダーの動きを少しでも妨げてしまっては意味がない。動きやすさも安全性のひとつと考える、クシタニのアクティブセーフティのコンセプトにも反する。要するに、従来品のCEプロテクターは「”規格”はクリアしているが、レースの仕様?ではない」とクシタニは判断して、新規開発に至ったのだ。 バックプロテクターは、脊椎を守る中央部に硬質樹脂と形状記憶フォームの積層構造のハードプロテクターを配置し、背中全体を守るポリウレタンの ハニカムプロテクターと重ねた。そして広範囲を守るブレストパッドも、ヒジを擦るような大くイン側に身体を入れたフォームでも圧迫や違和感のない形状を追求。 レース参戦のレギュレーションはもちろんだが、人気の高まるサーキ ット走行会でも防護性能と運動性能を両立するプロテクターは必須。しかもレーシングスーツでなくても装着しやすいから、ツーリングでも活用すべきアイテムと言えるだろう。 K-4451 ネオレーシングバックプロテクター 1万6500円 K-4452 ネオレーシングブレストパッド 9900円 [caption id="attachment_655301" align="alignnone" width="900"] CE規格はEU(加盟 国の安全性能基準。MFJは2021年から、レース参戦の際にCE規格のバックプロテクターおよびブレストパッドの装備を義務付けた。 クシタニの新プロテクターにもCEマークが 付けられている[/caption] [caption id="attachment_655299" align="alignnone" width="900"] 形状記憶フォームを内蔵した樹脂のボックス状パーツと、底面に樹脂プレートを備えた積層構造のフレキシブルインパクトプロテクタ ー(左)と、ハニカム形状のPUプロテクター(中)。プロテクターカバー(右)は取り外して洗濯可能[/caption] [caption id="attachment_655300" align="alignnone" width="900"] 身体にフィットし、強度と通気性に優れたポリウレタンのハニカムフォームを内 蔵。ポリエステルメッシュのプロテクターカバーは、外して洗濯できる[/caption] [caption id="attachment_655302" align="alignnone" width="900"] レーシングスーツはもちろんジャケットでも装備可能! ブレストパッドは下部のループと前面のベルクロのベース部に、バックプロテクターのショルダーベルト(ベルトは着脱可能)を通すことで装着位置を保持できる。一般的なジャケットや革ジャン等でも、バック&ブレストプロテクターを使用しやすい[/caption] [caption id="attachment_655298" align="alignnone" width="900"] プロテクターが身体の動きを妨げないか、Moto2やMoto3をはじめクシタニがサポートするライダーの意見をフィードバックして開発[/caption]]]>

関連記事