スポーツモデルにも最大限に順応!! 究極のツーリングタイヤ『DUNLOP ROADSMART Ⅳ』
ツーリングタイヤのメリットが、ライフの長さだけであったのは過去の話
今の時代、スーパースポーツに履かせても、十分以上なパフォーマンスを発揮してくれる
その注目のツーリングタイヤセグメントに、ダンロップが満を持して投入した話題のROADSMART Ⅳは、ワインディングで想像以上の高性能を発揮した
[caption id="attachment_699044" align="alignnone" width="900"] インプレッションを担当した高田速人さんは、バイクのタイヤとメンテナンスのプロショップ「8810R」を営む。タイヤ開発ライダーの経験もあり、タイヤに関する見識は広く、深い[/caption]
スーパースポーツに履かせない理由がないツーリングタイヤ DUNLOP ROADSMART Ⅳ
ツーリングタイヤと聞くと「寿命は長いけれど、グリップが低くスポーツライディングには向かない……」というイメージが一般的だ。だが、その認識は古い。現代のツーリングタイヤは、スーパースポーツにもマッチする高いスポーツ性も備えている。ダンロップのロードスマートⅣも、そうしたスポーツ性が考慮されている。 今回は、GSX-R1000Rにこのタイヤを装着。ライディングパーティの先導や鈴鹿8耐などでも活躍のレーシングライダー高田速人さんに、一般公道でのライディングにフォーカスしたインプレッションを行ってもらった。 「新品タイヤで走り出したのに、2つ目のコーナーあたりから手応えが感じられました。グリップの温度依存性は極めて低いですね。しかもグリップ力自体かなり高く、極端に言えばタイヤをスライドさせるまで攻め込めると感じられるレベルです。 ダンロップ製タイヤには鋭い寝かし込みやシャープな旋回性が利点というイメージを持っている人が多いのですが、そういう意味では印象が違うかもしれません。安定感を保ちながら、自然でニュートラルな旋回性を見せてくれます。ハンドリングは軽快なのですが、ただヒラヒラと軽いのではなく、しっかりとした手応えがあり、ロードインフォメーションも豊富なので安心感が高い。 乗り心地も良好です。ハイグリップタイヤでは、剛性が高すぎて跳ねてしまうようなギャップを踏んでも、キレイにいなしてくれます。トレッド面が良く動いて、ギャップを包み込むような感覚です。ギャップ吸収性はかなり良い。ツーリングタイヤはグルーブが太い場合が多く、そのせいでロードノイズが大きかったりするのですが、ロードスマートⅣは静かですね。そうした点でも快適性は高いです」 高田さんは、ロードスマートⅣの魅力を、こうまとめた。 「ハイグリップタイヤと比べれば、もちろん限界性能は敵わないでしょう。ですが、ハイグリップタイヤはシビアな空気圧管理が必要であったり、性能を発揮できる路面状況も限られます。サーキット走行会の日に雨が降ったら、走るかどうか悩みどころです。その点、ロードスマートⅣなら躊躇なく走ることができる。そうした汎用性や万能性の高さは大きなメリットですね」スポーツに効く!

ツーリングに効く


