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培った技術を国産250ccクラス用に凝縮した新しい提案!! 『AELLA×Ninja ZX-25R』

京都のカスノモーターサイクルが展開するAELLAは、優れた質感と機能性で知られるカスタムパーツブランド。 ハイエンドな外国車のカスタムでもよく知られるが、今回手がけたのは国産250ccスーパースポーツである。

KAWASAKI Ninja ZX-25R Build by AELLA 大人気250㏄とハイエンドの出会い

BMWやドゥカティをはじめ、車種専用設計パーツに関してはこれまでミドルクラス以上のモデルに対応するアイテムを手がけることが多かったアエラ。いま、その優れた品質と性能、機能美はそのままに、昨年の新登場と同時に大人気となっているカワサキ・ニンジャZX-25Rのカスタムとパーツの市販化に本気で取り組んでいる。

そのデモ車にもなっているのがこちらのマシン。優れた操作性によりサーキットでの愛用者も多い同社オリジナルのライディングステップキットや、アールズ・ギアとコラボしたチタンフルエキマフラーをはじめ、この5月に発売が開始されたばかりの製品も多く盛り込まれている。

そのステップによる高いホールド性に加え、「市販化は検討中」というアップタイプのセパハンがもたらす自在感が秀逸だ。垂れ角を107→5度、ハンドルポスト部は15㎜ダウン、グリップ位置を5㎜手前に引き、優れた操作性を実現している。シフトタッチも超良好で、SE仕様が標準装備するクイックシフターが、気持ちいいほどスパンッと入る。これは、ステップキットの精密な作動性に加えて、追加装備されているシフトホルダーの効果もかなり高いという。

マフラーは、音色はシャープに届くが音量は抑えられていて、アエラのイメージに合う大人感。馬力向上と軽量化を同時に狙える。 ハイエンドモデル用で鍛えられたアエラのパーツで、ZX-25Rはクラスを超えた上質なマシンになる。

Ninja ZX-25R
アールズ・ギアとのコラボによるリアルスペックマフラー(装着製品はグラデーションタイプで21万4500円)は、5月に販売開始されたばかり。政府認証品で公道走行可能
Ninja ZX-25R
Ninja ZX-25R
フルエキタイプで、4-2-1集合のエキパイもチタン合金製。純正品の8.7kgに対して5kg以上の軽量化を達成している。アールズ・ギア製品との大きな違いはサイレンサーエンドキャップで、AELLA仕様はカーボン製だ
Ninja ZX-25R
公道走行可能な音量に抑えられているが、それでも最高出力は35.8→38.9ps、最大トルクは1.8→1.9 kgf・mにアップ。高回転型4気筒エンジンの泣きどころとなりやすい中回転域の谷が消され、公道からサーキットまで力強く扱いやすい仕様に!
Ninja ZX-25R
5月下旬発売のステップキットは6万6000円~。ペダル可動部はダブルベアリング構造で、純正比35/45mmバックと20/30mmアップの計4ポジションに調整できる。長いギアチェンジシフトを保持することでガタつきを抑止するシフトホルダー(8580円)の追加も効果的
Ninja ZX-25R
Ninja ZX-25R
Ninja ZX-25R
車高調整リンクロッドセット(1万7600円)は、車高を±20mm幅で無段階調整可能。足着き性を高めたりサーキット走行用に車体姿勢を調整したりできる。
Ninja ZX-25R
2本セットのチタンボルト M10×L73P1.25(1万4300円)は、超高精度で安定した制動力につながる
Ninja ZX-25R
アルミ削り出しのフレームスライダーは1万5400円、オイルフィラーキャップは4180円
Ninja ZX-25R
リアアクスルナットカバーは6160円で近日発売予定
Ninja ZX-25R
ラジエタープロテクターは、スタンダードのシルバーと黒に加えてレーシングタイプも用意(1万9800~2万5300円)
Ninja ZX-25R
前輪用のアクスルスライダー(1万1000円)
Ninja ZX-25R

レバーガードやミラープラグなど、まだまだ新製品を開発予定!

ブレーキレバーガードをはじめ、カーボントリムのスクリーン、サーキット走行時にバックミラーやタンデムステップ、ナンバープレートホルダーを取り外したときに役立つプラグ類、そしてハンドルなどは現在開発中で、市販化も検討しているとのこと。続報を待ちたい。

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