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【KUSHITANI】レースの現場で鍛えられ、世界を戦うサムライグローブ

ライディングギアのトップブランドとして、広く知られるクシタニ。レース対応品も豊富なラインナップを誇り、どれもがクシタニならではのノウハウが注ぎ込まれている。ここでは、その中からレーシンググローブをピックアップ

PHOTO/K.MASUKAWA TEXT/Y.ASAKURA

クシタニのレーシングギア作りの歴史は長い。中でもレザースーツ自体は古くから存在していたが、レーシンググローブと呼ばれる製品が登場したのは1980年代のことであるという。とはいえ、当時のレーシンググローブの性能は、現代のツーリンググローブに近いものであった。 

その後、マシンの進化とともに、プロライダーのライディングスタイルも変化。ライディングギアにも、ライダーの趣向やトレンドに対応することが求められ、硬質カップ付きのグローブが開発された。時代のニーズに合わせ、クシタニのレーシンググローブも進化を続け、現在の形にたどり着いたというわけだ。 

それを示すエピソードがある。今回紹介している、GPVGLOVESIIは、全日本や世界のレースを戦う現役ライダーも使用する、クシタニレーシンググローブのトップモデル。一方のGPSGLOVESIVは、エントリーモデル的な位置づけだが、革と低反発フォームによる多重構造はかつてのトップモデルそのもの。硬質カップを使わないため手に馴染みやすく、操作性も良好なので、好んで愛用するライダーも少なくない。つまりGPSGLOVESIVは、決して下位モデルではなく、どちらも変わらぬ、クシタニクオリティで作られた逸品なのだ。

【K-5333 GPV GLOVES II】最先端のレースを戦うためのレーシンググローブのトップモデル

トップカテゴリーのレースを舞台に研究開発が進められた、レーシンググローブの最高峰品。多重構造を採用し、自然なフィット感と高い操作性を実現。様々な硬度と形状の素材を適切に配置し、操作性とプロテクション性を両立する。

K-5333 GPV GLOVES II

価格:2万4200円 素材:表=牛革、カンガルー革、山羊革、合成皮革、ザイロン/裏=ケブラーニット、ポリエステル  プロテクター:樹脂製ナックルプロテクター、樹脂製フィンガープロテクター、パームプロテクター(カーボン製、スーパーファブリック製) カラー:ブラック、ホワイト、レッド、ブルー サイズ:XS、S、M、L、LL、XL

手の甲には、硬質な樹脂製ナックルプロテクターを装備。転倒時の衝撃を緩和し、人体へのダメージを防ぐ。ベンチレーション付きで、快適性にも配慮する
プロテクション性が重視される手の甲側には、強度の高い牛革を主に使用。手首を深く覆うカフ部には、衝撃を吸収するプロテクター素材が内蔵されている
指部分には薄くてしなやかなカンガルー革、掌の補強には強度の高い山羊革(グレー部分)を採用。強打しやすい部分には、牛革のパームプロテクターを装備
親指の付け根にはシャーリングを持たせて、操作性を向上。指の部分の補強は、デザインをリニューアルして二分割とし、微妙な操作時に妨げにならないよう配慮

【K-5199 GPS GLOVES IV】エントリーモデルと侮れないハイスペックグローブ

クシタニのレーシンググローブの中ではリーズナブルな価格で、エントリーモデルにカテゴライズされるが、操作性とプロテクション性はしっかりと確保されている。ハードプロテクターを持たない分、操作性はより高い。

K-5199 GPS GLOVES IV

価格:1万8700円 素材:表=牛革、山羊革、合成皮革、ザイロン/裏=ケブラーニット プロテクター:低反発フォーム カラー:ブラック、ブラック/ホワイト、レッド/ホワイト、ブルー/ホワイト サイズ:XS、S、M、L、LL、XL

フィット感が求められる掌部分と、動作の自由度が重要となるマチ部には、柔軟な山羊革を使用。グローブ全体がしなやかに動き、素手感覚での操作感を実現\
手の甲には、多重構造システムのプロテクションを装備。内部には低反発フォームを備えており、転倒時に受ける衝撃を吸収。人体へのダメージを可能な限り軽減してくれる

指の外側の補強には、強度と難燃性、耐熱性に秀でるザイロンを使用。指先の縫製は、縫い目を外に出すことで、指先の違和感を軽減するピケ縫いを採用する

問/クシタニ TEL053-441-2516 

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