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2023年はスペシャルバージョンで開幕!! RIDING PARTY with TN45 MotoUP Racing Team レポート

「速いがエライじゃない」サーキットイベントとして本誌が長年主催するRIDING PARTYと、HRCテストライダーの長島哲太さんがプロデュースするTN45 MotoUP Racing Teamがコラボレーションして、千葉県・茂原ツインサーキットで走行会を開催。いつもと違うコース、参加車両は400cc以下、125ccクラスも設定、長島さんのイベント多数……など、レギュラーライパとはちょっと異なる、スペシャルで充実した今季初ライパとなった!

125ccやレーサーでも参加可能な特別仕様!

今年、レギュラースケジュールとしては千葉県の袖ケ浦フォレスト・レースウェイで4回、栃木県のモビリティリゾートもてぎで1回の開催を予定している、本誌主催のサーキット走行イベント「ライディングパーティ(通称ライパ)」。

レギュラー開催に先駆け、3月11日(土)に千葉県・茂原ツインサーキットの東コースで、HRCテストライダーも務める長島哲太さんがプロデュースする「TN45モトアップレーシングチーム」とのコラボレーションにより、〝いつも〞とはひと味違う特別なライパを実施した。

茂原ツインには2つのコースがあり、このうち東コースのほうがロングだが、それでも全長1170mと短め。そこで今回は、参加可能なバイクの排気量を100〜400㏄に限定して、いつものライパだと走れない125㏄のクラスや、400㏄以下のレーサークラスも設定した。

【走行前にコースウォークも実施】全長1170mと距離が短い茂原ツインサーキット東コース。そこで走行前には、長島哲太さんのガイドにより、コースを歩いて攻略ポイントや注意点をアドバイスしてもらった
【走行前にコースウォークも実施】全長1170mと距離が短い茂原ツインサーキット東コース。そこで走行前には、長島哲太さんのガイドにより、コースを歩いて攻略ポイントや注意点をアドバイスしてもらった

走行時間は15分×4回(このうち1回は先導付き慣熟走行)として、長島哲太さんのトークショーやサイン会、チームメンバーも加わったデモラン、日本でも昨年スタートしたFIM MiniGPで使用されているオバーレGP-0の試乗会なども実施。晴天に恵まれたこともあり、スペシャル感のある充実したライディングパーティーとなった!

TN45 MotoUP Racing Teamの現役ライダーたちが先導を担当

長島哲太さんに加えて、今季の全日本ロードレース選手権に参戦する3名の現役選手が、先導ライダーや参加者へのアドバイスなどを実施。デモランでは鋭い走りも披露した!

【左:羽田太河選手】2021年までCEVレプソルヨーロッパ選手権Moto2にフル参戦。2022年は、後半から世界選手権Moto2 に活動の場を移した。今季は再び全日本ST600に参戦してチャンピオンを狙う! 【左中:長島哲太さん】2021年からHRCテストライダーを務め、昨年発足したTN45 with MotoUP Racing Team を率いる。昨年は鈴鹿8耐で優勝。MotoGPやスーパーバイク世界選手権にも代役参戦した。【右中:池上聖竜選手】昨年、MiniGPジャパンシリーズの初代王者に。世界大会でも、レース1で優勝し総合3位に入賞した。今年は、全日本JGP3(ノーマルNSF250R使用のチャレンジクラス)に参戦する。【右:藤田哲弥選手】昨年、MiniGPジャパンシリーズの初代王者に。世界大会でも、レース1で優勝し総合3位に入賞した。今年は、全日本JGP3(ノーマルNSF250R使用のチャレンジクラス)に参戦する。
  • 【左:羽田太河選手】2021年までCEVレプソルヨーロッパ選手権Moto2にフル参戦。2022年は、後半から世界選手権Moto2 に活動の場を移した。今季は再び全日本ST600に参戦してチャンピオンを狙う! 
  • 【左中:長島哲太さん】2021年からHRCテストライダーを務め、昨年発足したTN45 with MotoUP Racing Team を率いる。昨年は鈴鹿8耐で優勝。MotoGPやスーパーバイク世界選手権にも代役参戦した。
  • 【右中:池上聖竜選手】昨年、MiniGPジャパンシリーズの初代王者に。世界大会でも、レース1で優勝し総合3位に入賞した。今年は、全日本JGP3(ノーマルNSF250R使用のチャレンジクラス)に参戦する。
  • 【右:藤田哲弥選手】昨年、MiniGPジャパンシリーズの初代王者に。世界大会でも、レース1で優勝し総合3位に入賞した。今年は、全日本JGP3(ノーマルNSF250R使用のチャレンジクラス)に参戦する。

長島哲太さんが参加者のマシンを試乗してサスセッティング指南

お昼休みには長島さんがMotoUPのNSR250R、他の3選手がMiniGPで使われているオバーレでデモ走行。参加者たちは、ヘアピンカーブ内側の至近距離で、現役選手の本気走りを観戦できた
お昼休みには長島さんがMotoUPのNSR250R、他の3選手がMiniGPで使われているオバーレでデモ走行。参加者たちは、ヘアピンカーブ内側の至近距離で、現役選手の本気走りを観戦できた
お昼休みには長島さんがMotoUPのNSR250R、他の3選手がMiniGPで使われているオバーレでデモ走行。参加者たちは、ヘアピンカーブ内側の至近距離で、現役選手の本気走りを観戦できた

コースサイドの特等席でプロの走りに“かぶりつき”

お昼休みには長島さんがMotoUPのNSR250R、他の3選手がMiniGPで使われているオバーレでデモ走行。参加者たちは、ヘアピンカーブ内側の至近距離で、現役選手の本気走りを観戦できた
お昼休みには長島さんがMotoUPのNSR250R、他の3選手がMiniGPで使われているオバーレでデモ走行。参加者たちは、ヘアピンカーブ内側の至近距離で、現役選手の本気走りを観戦できた

1回目と2回目の走行後には長島さんが講習会を実施

レギュラーライパでも、ビギナークラスは走行直後に2回の座学講習を設定しているが、今回は全クラスの参加者が、1回目の走行後にライディング全般に関するアドバイス、2回目の走行後にライディングフォームについての講習を受けられた。質問タイムも長め!
レギュラーライパでも、ビギナークラスは走行直後に2回の座学講習を設定しているが、今回は全クラスの参加者が、1回目の走行後にライディング全般に関するアドバイス、2回目の走行後にライディングフォームについての講習を受けられた。質問タイムも長め!

MiniGP用マシンの体験試乗会も実施

長島さんは、’22年にスタートしたFIM MiniGPジャパンシリーズのマネジメントも担当。このワンメイクレースで使われる、160cc空冷単気筒エンジンでピレリ製の前後10インチスリックタイヤを履くオバーレGP-0 160と、基本部が共通化された車体に190ccエンジンを積み、前後輪12インチとしたGP-0 190をコースで体験できた
長島さんは、’22年にスタートしたFIM MiniGPジャパンシリーズのマネジメントも担当。このワンメイクレースで使われる、160cc空冷単気筒エンジンでピレリ製の前後10インチスリックタイヤを履くオバーレGP-0 160と、基本部が共通化された車体に190ccエンジンを積み、前後輪12インチとしたGP-0 190をコースで体験できた

スペシャルライパはじゃんけん大会の賞品も豪華

長島さんやチームの活動をサポートしているRSタイチからは、ギアバッグやチェストプロテクターなどを提供いただいた。HRCや長島選手自身からも素敵なプレゼントが!
長島さんやチームの活動をサポートしているRSタイチからは、ギアバッグやチェストプロテクターなどを提供いただいた。HRCや長島選手自身からも素敵なプレゼントが!

スペシャルライパも楽しさいっぱいみんなの参加報告書

特別なコンテンツを多数用意して、いつもとひと味違う内容で実施した今回のスペシャルライパ。サーキット走行と長島さんとの時間を満喫した、参加者の方々に感想を聞いてみた。

長島さんに直接フォームを教わりました! :ecoさん YAMAHA YZF-R3

昨年から、レン耐参加を経て走行会やスクールでサーキットを走るようになり、筑波サーキットはコース1000もコース2000も走ったし、それ以外のコースにも行きました。茂原ツインサーキットは初めてでしたが、切り返しや勾配がありけっこう難しい印象。でも、参加車両が多すぎず、ゆったり走れました。

昼前後は走行のインターバルが長めだったので、自分のバイクに跨った状態で、長島哲太さんにライディングフォームをチェックしてもらいました。イン側の足を出すためのちょっとしたヒントなどもいただいたのですが、プロライダーに直接教わる機会というのはそう多くないので、とても価値あると思います。

2台を交互に走らせて満喫しました :清宮一男さん HONDA CBR250RR/HRC NSF100

バイク歴は53年くらい。実は、もう71歳なんです。昔からレース観戦が好きでしたが、自分で頻繁に走るようになったのは40代後半を迎えてから。もちろんあくまでも趣味で、走行会などに参加しています。その昔、ライパに参加したこともありますよ。

最近、公道では大排気量車をやめて、250cc以下で楽しんでいます。現在、CBR1000RRやNinja ZX-25Rなど6台を所有しているので、今日はせっかくだから2台持ってきてしまいました。NSF100は膝を擦りたくて買ったようなバイクです。茂原ツインサーキットは今日が初走行。難しいですね。走行本数は4本だったのですが、私の歳だとちょうどいいと感じました。

いつものライパにも参加しています! :三田井 淳さん HONDA GROM

YZF-R1も所有していて、レギュラーライパにも頻繁に参加しています。パドックを歩いていると、「いつものライパで見たことがあるなあ……」という人がけっこういらっしゃって、複数台所有で小排気量車も持っている人は多いんだなあと感じました。

自分のグロムは、それほどサーキットを走らせた回数があるわけではないのですが、茂原ツインサーキットは走ったことがなかったし、今回は125㏄クラスが設けられていたので、「せっかくグロムがあるんだから!」と参加を決めました。いつものライパより走行本数は少なかったですが、そのぶんイベントがさらに充実されているので、こういうのもいいですね。

次回のRIDINGPARTYは5月27日(土)モビリティリゾートもてぎ!

今年は1度のみの開催予定となっている“もてぎライパ”の参加申し込みは、3月27日(月)から開始。MotoGP日本グランプリでも使用される、モビリティリゾートもてぎのロードコースを、サーキットライセンスなしでも自分の愛車でフリー走行できるまたとない機会です。

もちろん、元MotoGPライダーの青木宣篤さんによるタンデム・コークスクリューやビギナークラス向けの走行直後レクチャー、中野真矢さんによるライディングフォームチェックなど、ライパならではの多彩なコンテンツを用意して、皆さまをお待ちしています(コンテンツ内容は変更の可能性あり)。

5月は暑すぎず、スポーツライディングに最適な時期と言えます。ぜひ一緒にもてぎのフルコースを走行して、GPライダー気分を味わいましょう!!

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