【寒いシーズンを乗り越えるライディングギアセレクション】KUSHITANI『寒くても攻める心を忘れない』
![](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/kushitani_image_cahnge.jpg)
PHOTO/K.MASUKAWA TEXT/K.ASAKURA 問/クシタニ TEL053-441-2516 https://www.kushitani.co.jp/
寒いからといってノンビリ走っていられない
ウインターウエアというと、とかく注目されるのが防寒性。もちろん、防寒性は重要な要素ではある。だが、いくら暖かくても、走りをスポイルするようなウエアでは満足できない。そんな、どんな季節でもスポーツする心を忘れないライダーに勧めたいのが、クシタニのこの2モデル。アキュートジャケットと、ウインターキマイラジャケットだ。
この2モデルが他と違うのは、スポーツライディングに特化した作り込み。どちらも、ウエアのフィット感と上半身の動かしやすさにこだわっている。もちろん、十分以上の防寒性を確保した上でだ。
細かくキャラクターを分けるとすると、アキュートジャケットは強度を重視した素材を用いた、レーシングスーツにより近い発想で作られているというもの。生地の強度が高い分、柔軟性や伸縮性に欠ける部分があるため、裁断のパターンを工夫し、関節部に伸縮素材を配置するなどして、動きやすさを確保している。
一方のウインターキマイラジャケットは、生地に軽量な素材を採用。着用時の軽さはもちろん、素材の柔軟性も高いので、着用した感覚は実に軽快。布団を着込んでいるかのような、重く動きづらいウインターウエアしか知らないのであれば、一度試してみるべき。冬にバイクで走ることへの意識が変わるだろう。
さて、今回紹介した2モデルは、ブランニューではなく継続モデル。昨年のモデルを知っているなら、カラーが変更されただけと感じるかも。だが、それは間違いだ。
クシタニでは、自社製品のリペアを受け付けている。走り込んでヤレたり、転倒で傷ついたウエアが日々集まっている。そこでは単純にリペアを行うだけでなく、なぜ傷んだのか? が検証され、得られたデータが次の製品にフィードバックされる。もちろん、ユーザーの声も反映されている。仮に見た目に違いがなくとも、今年のウエアは昨年のウエアとは違う。確実に進化しているのだ。
どうだろう? あなたが昨シーズンのクシタニのウインタージャケットを所有していたとしても、今年のモデルに袖を通してみたくなったのではないか? その衝動は正しい。最新のクシタニこそが、常に最良のクシタニなのだから。
寒い季節でも、スポーツライディングしたいライダーに贈るウインタージャケット。腕と胴まわりにアジャスターを多く設け、高速走行時のバタつきを防ぎボディアクションへの追従性を向上。高強度な素材を用いながら、裁断パタンを工夫しライダーの身のこなしを妨げない。表地は防水・透湿機能を持ち、雨にも耐える
スポーツライディングにフォーカスし防寒性と動き易さを高次元で両立
![K-2848ACUTE JACKET
価格:5万5000円 カラー:ブラックアウト、/ホワイト/ブラック、ネイビー、ベージュ サイズ:M、L、L/XL、LL、XL](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-0.jpg)
価格:5万5000円 カラー:ブラックアウト、/ホワイト/ブラック、ネイビー、ベージュ サイズ:M、L、L/XL、LL、XL
![スーパースポーツモデルの乗車姿勢と、分厚いウエアの相性は最悪。動きにくく、疲れを助長する。アキュートジャケットは、立体裁断と伸縮素材を使用することで、姿勢の高い自由度を確保。無理なく前傾姿勢がとれる](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-4.jpg)
![腕には3カ所、胴まわりに2カ所のアジャスターを備え、人体へのフィット性を向上。動きやすさと、高速走行時のバタつきを軽減している。首の後ろの部分は、襟が背中まで深く入った構造。上半身を前傾させ、頭を起こした姿勢をとった時、後ろ襟がヘルメットを押して首が苦しく感じることを防ぐための、クシタニ独自の工夫](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-6.jpg)
![腕には3カ所、胴まわりに2カ所のアジャスターを備え、人体へのフィット性を向上。動きやすさと、高速走行時のバタつきを軽減している。首の後ろの部分は、襟が背中まで深く入った構造。上半身を前傾させ、頭を起こした姿勢をとった時、後ろ襟がヘルメットを押して首が苦しく感じることを防ぐための、クシタニ独自の工夫](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-5.jpg)
![腕には3カ所、胴まわりに2カ所のアジャスターを備え、人体へのフィット性を向上。動きやすさと、高速走行時のバタつきを軽減している。首の後ろの部分は、襟が背中まで深く入った構造。上半身を前傾させ、頭を起こした姿勢をとった時、後ろ襟がヘルメットを押して首が苦しく感じることを防ぐための、クシタニ独自の工夫](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-7.jpg)
![メインのファスナーには前たてが設けられ、雨の侵入をシャットアウトする防水仕様。もちろん防風性も高く、防寒性能にも貢献している](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-8.jpg)
![下腹部にはストームガードを装備。裾からの冷たい風の侵入を防止し、ウエアの機密性を向上させる。ウエア内の温まった空気を外に逃さない](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-9.jpg)
![冬場でも汗をかけば臭いが気になるもの。アウターとミッドレイヤーの首部分に設けられた、赤と白のラインは消臭素材でエチケットにも配慮](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-11.jpg)
![保温性はミッドレイヤーが担う設計。ミッドレイヤーの中綿には、高機能素材シンサレートを使用したダウンライク。高い保温性を持ちながら軽量。化繊のためメンテナンス性にも優れる](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-10.jpg)
ミッドレイヤーの選択でさまざまな気象条件に対応できる
クシタニのウインターウエアの防寒性は、ミッドレイヤーのに依存する部分が大きい。ミッドレイヤーは想定する気温が異なる数タイプをラインナップしており、ミッドレイヤーを換えることで、一着で季節をまたぐような長期間使用が可能になる。使用者の好みで防寒性をチューニングできるのだ。
中綿に、高品質なホワイトグースダウンを90%使用。軽い着心地のダウンジャケットで、ミッドレイヤーとしてだけではなく、アウターとしても使える。ダウン気室の仕切りを、生地の織で形成。ダウン抜けを防ぐ
![K-2855 WHITEGOOSE DOWN JACKET
価格:3万5200円 カラー:ブラックアウト、ベージュ、ライトグレー サイズ:M、L、LL、XL](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-2.jpg)
価格:3万5200円 カラー:ブラックアウト、ベージュ、ライトグレー サイズ:M、L、LL、XL
![アウターとミッドレイヤーを、確実にフィッティングするクシタニコネクション。ミッドレイヤー、アウターのそれぞれの、両手首と首の後ろにループとボタンファスナーループを設け、素早く確実な脱着を実現](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-12.jpg)
着心地の軽さに驚くカジュアルなウインターウエア
表地に軽量で柔軟な杢調リップストップ生地を採用。仮にアクシデントで破れたとしても、傷口がほつれにくく、走行中の安全性を確保する。気楽にカジュアルに、冬場のバイクを楽しみたいライダーにベストマッチ
![K-2849 WINTER CHIMAIRA JACKET
価格:5万3900円 カラー:ブラック、ダークブラウン、オリーブ サイズ:M、L、LL、XL](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-3.jpg)
価格:5万3900円 カラー:ブラック、ダークブラウン、オリーブ サイズ:M、L、LL、XL
![止水ファスナーを採用し、少しの雨なら問題なく走れる簡易防水仕様。腕と胴回りのアジャスター、ストームガード他、必要な機能は網羅](https://ridersclub-web.jp/wp-content/uploads/2023/11/rc595p44-13.jpg)