【モトコルセ|好きだから、こだわりたい】若い頃に乗りたかった916。その夢はV4で叶えられた【畑岡宏光さん】

学生の頃から憧れていた念願のドゥカティを、ようやく手にできたのは1年前。だがすでに4台目のドゥカティを所有し、サーキットへ通うほどにのめり込んでいる――。
【畑岡宏光さん】1971年生まれ。神戸出身。不動産とマーケティングコンサルタントの事業をこなす傍ら、モータースポーツ、カメラ、ドローンによる動画撮影なども楽しむ。陸上競技歴15年以上のアスリートでもある
PHOTO/H.INOUE TEXT/T.YAMASHITA
問/モトコルセ TEL046-220-1711 https://www.motocorse.jp/
畑岡宏光さんは大学生の時にバイクの免許を取り、限定解除にも成功。カワサキ・ZX-10RやZX-9Rで北海道を1周し、東京と九州を往復する旅も楽しんだ。
「できるだけ速く、楽しく移動できる。バイクのそんなところが最高でした。1日で300〜500kmくらい走ってましたね」
しかし社会人となって仕事が多忙になり、バイクを降りる決断をした。
「仕事に余裕が出てきたので、3年前にレーシングカートをはじめました。そこで知り合った人がバイク乗りで、うずうずしていた気持ちに火がついてリターンしたんです」
その人の紹介でモトコルセを訪れた畑岡さんは、一瞬にしてパニガーレV4Sに心を奪われた。
「学生の頃、916に憧れていたのですが、本物を買えないのでプラモデルを買いました。今でも箱のまま持っていますよ」
昨年7月に納車されると、慣らし運転をはじめたが、公道を走らせるのがつらくなり、600kmほど走らせた段階でサーキットへ行った。
「レーシングマシンを公道で走らせていいの? と思うほどの音とパワー、それに熱とスピードですね。ライディングパーティがドゥカティでのサーキットデビューでした。ブランクがあるのでビギナークラスで参加したのですが、3周ほど走ったら昔の感覚を思い出してきて、クラスを上げてもらいました。初めてヒザを擦れたし、楽しかったです」




V4Sをサーキット専用にすると、今度はV2エンジンのドゥカティが気になり、モンスターSPを増車。
「日本人の体格と合っていて、人馬一体で乗れる」と気に入った。
さらに、公道でドゥカティをたっぷりと味わうべく、ムルティストラーダV4 RSを手に入れた。
「パニガーレV4と同じエンジンのRSだからこそ増車したんです。ツーリング用ですね。東北各県の温泉を巡りたいと思っています」
畑岡さんのバイクへの情熱はますます燃え上がり、今度はパニガーレV4 SP2 30°アニバーサリオ916も手に入れた。
「これもサーキットをメインにするつもりです。筑波と袖ケ浦FRWはライセンスを取りました。平日の午前中にサーキットを走って、午後から仕事。それが心のバランスを取るのに最適なんです。週イチでやれたらいいですね。モトコルセさんはサーキット遊びのホスピタリティが充実しているのが良いですね。70歳をすぎても続けたい。モータースポーツの楽しみはこれからです!」



