【モトコルセ|好きだから、こだわりたい】公道でもサーキットでもドゥカティらしさを楽しみたい【小林伸一さん】

2気筒エンジンとスポーツバイクが好きだからこそドゥカティに魅了されたが、パニガーレV4の完成度の高さにもやはり好奇心と趣味心を抑えられなかった。
【小林紳一さん】
神奈川県在住。40歳。2台のドゥカティのほかにR1300GS、16歳の頃に買ったものも含めた3台のNSR250R、GPZ750F、VT250Fなどを所有。かつてハーレーに乗っていたこともある2気筒好きだ
PHOTO/H.INOUE TEXT/T.YAMASHITA
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公道でもサーキットでもドゥカティらしさを楽しみたい
特定のバイクメーカーにこだわりはないと話しつつも「ドゥカティは唯一無二」と、小林紳一さんは微笑みながら言う。
「スペック、パワー、スタイル。どれもドゥカティはずば抜けていて、最新のスーパーバイクに乗ってみたいとずっと思っていました。V4ではなく、やっぱり2気筒です。神奈川に住んでいますし、雑誌で知っていたので、モトコルセの厚木ラボへ行ったんです。そうしたら試乗もせず、即決でした(笑)」
最初のドゥカティは、1299パニガーレSだ。ライディングパーティやモトコルセの走行会に参加するようになると、すぐにトランポも購入してのめり込んだ。
「もともとは峠小僧だったのですが、昔からサーキットも走っていました。でもここ4-5年で行く機会が増えました。ラップタイムは気にせず、ファンライドが中心です。硬めの足まわりはサーキットに向いていると思いました。バイクに合わせて走り方を変えていくタイプなので、乗りづらいとかは関係ないですね」
その1299は、車検が切れたタイミングでサーキット用マシンにした。すると公道用のドゥカティが欲しくなったと言う。
「その頃にはV4にも興味が湧いてきていました。いくら2気筒のほうが好きでも、一度は乗ってみないとV4のことをアレコレと言えませんからね。それでストリートファイターV4に試乗させてもらったら、見事にハマりました。シリンダーが増えただけではなく、車体が軽くて乗りやすいし、とにかく速い。ライダーフレンドリーなバイクで、ツーリングバイクと思ったくらいでした」
そして手に入れたパニガーレV4スペチアーレは、アッパーとサイドカウルはドゥカティ純正のサーキット用、タンクとアンダーカウルとシートカウルはモトコルセのカーボン製に換装しているが、「転びたくない(笑)」からと公道用にしている。
「休日にはツーリングをしています。先日はパニガーレミーティングへ行って、こんなにいっぱいいるんだと驚かされましたし、いろいろなパニガーレを見られて楽しかったです」
小林さんがかぶっているキャップは、そこで購入した公式グッズだ。
「カスタムの対応や走行会など、モトコルセは全部やってくれるので安心です。それに展示しているバイクがどれもすごい。スーパーレッジェーラも欲しいですけど、一番欲しいのはアヴィントン。人生最後のバイク、終活ですね。それでもこの2台を手放すつもりはありません」
DUCATI PANIGALE V4 SPECIALE





DUCATI 1299 PANIGALE S




