【カワサキ Z900RS カスタム:ノジマエンジニアリング】カワサキらしい抜けるような音にこだわる
取材協力:ノジマエンジニアリング 問い合わせ:プロト
盛りだくさんの工夫で不足を補う
「絞り」と「捻り」の組み合わせ技 エキゾーストパイプの集合部分に「絞り」と「捻り」を加えるノジマエンジニアリング独自の技術がスパイラルコレクターだ。
「絞り」は排圧を確保して低中速域のトルクを向上させるための構造だが、そのままではピークパワーがスポイルされてしまう。そこで加えられたのがらせん状の「捻り」だ。
これによって排気を滞らせることなく、吸い出すように整流。爽快なパワーフィーリングが達成されているのだ。
また、Z900RSのノーマルエキゾーストの径は細く、単にそれを拡大していくとトルクが不足するが出口付近にも絞りを設けるなど、さまざまな工夫が盛り込まれている。
事実、ノーマルと比較するとスロットルレスポンスは穏やかになって扱いやすさが大きく向上。その一方で、いざ回すと高回転まできれいに回り切る、シャープな特性とサウンドが与えられている。ビフォア&アフターの差が確実に体感できるマフラーとしておすすめだ。
アルミ削り出しのエンジンハンガーはアグラス