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<Z900RSカスタムファイル>Zの名とスタイルに似合う職人気質なディテールを追求

カスタムしたくなる最高のベースマシン ’70年代の初代ZのカスタムパーツやリプロダクトパーツのパイオニアともいえるPMCは、最新Zのアプローチが他のコンストラクターとは明らかに異なる。 〝もっとRSらしく〟をコンセプトに仕上げ、各ディテールにクラフトマンシップを宿す。その特徴といえるステンレス製のパイプワークのステーは、職人が1本1本溶接して仕上げている。また、往年のスタイルを実現するマフラーのエキパイには手曲げを採用。まさにハンドメイドパーツで構成されているのだ。「ビレッドパーツもいいですが、Z900RSには職人さんが丁寧に仕上げたパーツが似合うと思ったんです」とPMC代表の正本さん。

インパクトの大きさこそがカスタムの醍醐味!

そしてモンスターカフェと命名されたもう1台はとにかく強烈だ。「火の玉はドレスアップ、こちらがカスタムですね。ストリップにしてフレームを見た時にKRやビモータのKBみたいにしたいと思いました。すべてパーツとしてラインナップしますよ。数年後にノーマルにあきた人がコスプレしてくれればいいなぁと思います(笑)」と正本さん。

王道から個性まで幅広くカスタムできるアイテムが豊富

マフラーは、火の玉カラーに装着された手曲げの集合タイプも、モンスターカフェに装着された4本出しタイプも車検対応としてラインナップするというから期待したい。 もちろんパイプワークが個性的なステーも量産に向けて準備中。Z900RSのディテールに温もりを求めるライダーは、PMCのアイテムに注目してみてはいかがだろう。

70’sネイキッドスタイル 各ディテール紹介

フェンダーステー、エンジンハンガー、タンデムステップステー、ヘッドライトステー、サスペンションのリンクまでをステンレスのパイプワークで構成。リヤサスはPMCが輸入元を務めるYSS製

ラジエターカバーやヘッドライト下のエンブレムやKH用ウインカーも自然と溶け込む

小物入れを兼ねたフェンダーレスキット。ノーマルよりもシート下の容量をかなり増やしている

スチール製の手曲げエキパイを採用する集合マフラーは、車検対応品を開発中だ

納車と同時にストリップにして絵を描いていった。約3カ月で2台のカスタムを提案。東京モーターサイクルショーでも大きな反響を得た

モンスターカフェ 各ディテール紹介

タンク下のフレームが、正本さんが見せたかったディテール。こう見えてタンクとシートはボルトオンで装着可能。セパハンを装着するが、ハンドル切れ角もノーマル同様に確保され、跨るとポジションは意外にも自然。4本出しのマフラーも発売予定。現在は集合していないが、これから性能と音などを詰めていく。

【DATA】 取材協力:PMC

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