カスタムでパニガーレV2を遊びつくせ! 大作戦 ! カスタムでその走りの違いをチェック
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「ドゥカティのパニガーレ」と聞いたら、どうしてもV4を思い浮かべがち。でも、ちょっと待って。パニガーレってV4だけじゃなくてV2もある。そしてこのV2が、ある意味でもっともドゥカティらしく、そして玄人好み。そんなパニガーレV2の魅力を、イジって乗って味わい尽くす……のだ!
今回の指令 リアサスペンションをオーリンズに変更せよ!
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パニガーレV2の純正リアショックはザックス製。ドゥカティのスーパーバイク系なのでグレードが高いアイテムだが、もうワンランク上のオーリンズ製(TTX GP /品番DU569 / 21万7800円)に換装して、ファンライド層にとってのメリットをリサーチ!
前回はステアリングダンパーをオーリンズ製に換装したドゥカティ・パニガーレV2。今回はリアサスペンションもオーリンズ製に変更して、スポーツライディングをさらに楽しめる仕様にしちゃおう!
V2はワングレード設定なので、サスペンションはフロントの倒立フォークがショーワ製、車体左側にオフセットし、レイダウンされたリアモノショックがザックス製で、いずれも機械式のフルアジャスタブル。
V2にはV4とはまた違う魅力があるけど、V4Sのような電子制御式は選べない。あるいはハイパーモタード950のように、オーリンズ製の前後サスを標準装備したSP仕様もない。というわけで、V2オーナーの近藤喜盛さんは、よりグレードが高い足まわりにするため、リアサスの換装を決断したのだ。
前回、とりあえず純正からTTXにサーキットで交換したときは路面がウェットで、恐る恐るしか乗ることができなかったのだが、とはいえ純正よりスロットルを開けやすい感触があり、「おお、これがオーリンズの効果かあ〜」と勝手に感動していたのだ。まあ、プラシーボみたいなものかもしれないが……。
しかし、たとえ私がリアサスの違いを感じ取れない“バカ尻”だったとしても、絶対に断言できる純正との大きな違いが、このTTXにはある。それは、純正にはない車高調整機能が付いている点だ!
近藤さんは体重48㎏の軽量級。標準的なリアショックのセッティングでは、適正な荷重が掛からない。そこでプリロードを抜いて調整すると、今度は乗車1Gでリアが下がり気味になるわけだが、こんなときにTTXなら、プリロードを弱めたまま車高を上げることができるというわけ。
車体の姿勢を維持できるから、プリロードを調整してもハンドリングに与える影響を少なくできる。あるいは、プリロードを抜く必要性を感じていなくても、車高まで調整できることでセッティングの幅は大きく広がる。レースに参戦するわけじゃないから……と思う人もいるかもしれないけど、これ、やってみると奥深くてめっちゃ楽しい!
速く走ることを追求するレースとは無縁なファンライド層だからこそ、例えば大胆にセッティングを振って、そのときの挙動を知るなんて楽しみ方もできる。TTXは減衰力の調整幅が細かく、しかも工具なしで簡単にできるから、サーキット走行枠の合間にすぐに変更可能。いろいろ迷ったら、スタンダードセットに戻してまたイチから遊べばいいのだ。
そういえばV2そのものも、レースとは直接的に関係のない、一般ユーザーが走りを楽しむために開発されたバイク。V4ほど速すぎないから、サスセッティングの違いを感じ取りながら走らせる余裕もV4よりはきっとある。TTXに換装してファンライド層がわいわいやるには、ちょうどいい存在なのかも。
作戦成果! 車高を含む細かい調整で好みのハンドリングに!
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車高調整できるのが最大の魅力
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ダウン
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アップ
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ノーマルも黄色でフルアジャスタブル
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減衰力は手で細かく調整可能
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V2オーナーの近藤喜盛さんも作動性の良さに大満足
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「オーリンズに換装した日はウェット路面でしたが、純正で走っているときよりもスムーズにスロットルを開けられるようになりました。これからセッティングを煮詰めます」
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