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カスタムパーツの基礎知識【ステップキット】

【BabyFace】世界のレースシーンでも認められたステップキットメーカーの雄

【ベビーフェイス】
大阪を本拠地とするレーシングブランド。ステップキットをはじめとするアイテムの数々は、海外でも性能と品質に対する評価が高い。大阪ゴールドとも呼ばれている赤味が強い金色を特徴とする。

【レースコンセプトステップキット KAWASAKI Ninja ZX-25R 価格:5万5000円】KAWASAKI Ninja ZX-25Rに適合するベビーフェイス製ステップキットには公道走行対応のパフォーマンスステップキットもあるが、こちらは純正ブレーキスイッチ未対応のサーキット用。正シフトと逆シフトが選べ、もちろん純正シフターがそのまま使える。

’84年に、レース用マシンのチューニングショップとして開業されたベビーフェイス。海外では、代表を務める佐藤勝彦さんに由来する「サトウレーシング」の名称でも活動を続けている。佐藤さんは素材およびその加工に対する膨大な知識を有し、ビレットパーツを中心としたその製品群は国内外で高い評価を受ける。 

その中で、同社を代表するアイテムとなっているのがステップキット。アルミニウム合金やステンレス合金を使いながら高精度に削り出されるこのステップキットは、世界選手権やAMA、全日本選手権などのロードレースで培われたノウハウを導入しながら、CADやC AM、CAEを駆使した設計によって生み出され、最新モデルにも順次対応している。 

ストリート対応のパフォーマンスステップキットとサーキット走行向けのレースコンセプトステップキットがあり、いずれもマルチポジションが基本。高い剛性、可動部軸受けのベアリング、滑りづらいステップバーなどで、激しいライディングでも確実にステップワークできるとプロライダーからも絶大な信頼を集めている。トレードマークとなっている独特なゴールドは、高性能の証なのだ。

ブレーキとシフトのペダルにはベアリングをダブルで組み込み、スムーズな操作性を追求。ペダルは、先端部などのポジションを細かく調整できる。
ベビーフェイスのステップキットは、多くの車種用で大胆に切削加工が施された軽量なヒールプレートを採用。当然ながら必要となる剛性は確保されている。
ストリート用が5ポジションなのに対して、レースコンセプトは7ポジション。純正比で43/55/67㎜バックと60/70/80㎜アップからの組み合わせ。
先端部分まで切削加工が施されたオプションのブロックステップバーは、サーキット走行におけるステップワークの確実性にも定評あり。

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