1. HOME
  2. カスタム
  3. PIRELLI DIABLO SUPERCORSA V4 SP|最新SSの性能を最大限発揮させられる

PIRELLI DIABLO SUPERCORSA V4 SP|最新SSの性能を最大限発揮させられる

PHOTO/H.ORIHARA, S.MAYUMI TEXT/T.TAMIYA
問/ピレリジャパン TEL03-5418-6500 https://www.pirelli.com/
取材協力/モトコルセ TEL046-220-1711 https://www.motocorse.jp/ 

V3よりも万人向けで扱いやすいSPタイヤ

サーキットでのスポーツライディングシーンで、絶大な人気を誇るピレリのディアブロ・スーパーコルサシリーズが、最新となる第4世代の“V4”に進化。この夏の発売開始に先駆け、元WGPライダーの原田哲也さんがサーキットで試乗した。

「スパコル」の愛称で親しまれているこのシリーズには、サーキット専用のSCと、同様のトレッドパターンながら内部構造が異なる公道走行対応のSPがある。今回は、本誌が主催するライディングパーティ(通称ライパ)をはじめとするサーキット走行会に、自走参加する人たちにも人気のSPを中心にテストした。

「同一条件での比較テストではないのですが、V3と比べてV4のSPは、リーンが穏やかになった印象。これは、プロファイルの変更による違いも大きいはずです。V3は、ある程度のバンク角からさらに攻め込んだときにパタンと寝る感じでしたが、V4はフルバンクまでの過渡特性が一定になった感じです」 

原田さんは、「個人的にはパタンと寝るV3の感触も好き」としながらも、「V4のほうがより万人向けの味つけ」と解説する。

「V3のほうが、よりレーシングタイヤに近いイメージ。途中からパタンと寝ることで旋回力は高まりますが、逆にその挙動は荷重が抜けそうな感覚にもつながるので、きちんと性能を引き出すのは難しいかもしれません。対してV4は、特性がそこまで過激すぎず、緩い印象です」

こう聞くと、V3と比べてV4はスポーティな雰囲気が少ないのか……とも想像しがちだが、原田さんはその考えを完全に否定する。「V4はリーンの特性が穏やかではあるけど、“鈍”ではないんです。ライダーがやりたいことに対して、しっかりタイヤが反応してくれます。ある程度の技術があるライダーなら『V3が好き』という場合もあるでしょうが、扱いやすさはV4のほうが上回っており、大多数が気持ちよくスポーツライディングできるはず。確実な進化を感じます」

もちろんスパコルなので、ドライグリップは強烈。ピレリの社内評価では、V3よりもさらにドライグリップが高められているが、それでいてウェット性能もV3を上回る。積極的に雨の中を走るタイヤではないが、例えばライパに参加したときにサーキットの往復で突然の雨に遭遇しても、V3より安心感はある。

「接地感に優れるのも特徴ですが、ハイパワーや高速走行に適応する剛性が与えられたタイヤながら、変にゴツゴツしないというのも長所。タイヤ自体が小さな振動を絶妙に吸収してくれている印象です。スーパーコルサV4 SPは、ライパに自走で参加されるライダーに間違いなくオススメできるタイヤです!」

DIABLO SUPERCORSA V4 SP

フロントリア
110/70ZR17140/70ZR17
120/70ZR17150/60ZR17
180/55ZR17
180/60ZR17
190/50ZR17
190/55ZR17
200/55ZR17
200/60ZR17

What’s New

DIABLO SUPERBIKEと同じ構造材を採用

ロッソⅣやロッソⅣコルサに先行採用された最新世代のタイヤ構造を踏襲。ディアブロ・スーパーバイクと同じ構造材を用いながら、専用チューンされている

公道でも最大限の性能を発揮するプロファイル

スーパーバイク世界選手権で使われているディアブロ・スーパーバイクと同様のプロファイル。マルチラジアスのシャープな輪郭とフラットなショルダーを採用

フロントに初採用したコンパウンドのレイアウト

SPのフロントに採用されたデュアルコンパウンドはショルダーグリップを高めるため、ソフトコンパウンドベースの上にレーシングSC3コンパウンドを採用

最新進化バージョンのトレッドパターン

特許取得のフラッシュトレッドパターンは、イナズマ状の溝が途中で途切れた最新版。変形を抑え、どのバンク角でも均質な推進力を生む特性の実現に貢献する

全方面で前作V3を上回る性能を発揮

ラカルムトサーキットで実施されたピレリの社内テストでは、V3 SPと比べて全項目で性能向上を果たしていることが確認された。とくに、グリップやサーキットにおける操縦安定性アップは大きく、1周が1分6秒ほどのコースでV3 SPと比べて0.7秒、ロッソⅣコルサより1.7秒も速かったという

「V3と同条件でテストできなかったので、ドライグリップがどれくらい向上しているかは未確認ですが、とにかくよく噛みます」と原田さん

「V3と同条件でテストできなかったので、ドライグリップがどれくらい向上しているかは未確認ですが、とにかくよく噛みます」と原田さん

DIABLO SUPERCORSA V4 SC

フロントコンパウンド
110/70R17SC1/SC3
120/70R17SC1/SC2/SC3
リア
120/70R17SC1
140/70R17SC1/SC3
150/60R17SC3
180/60R17SC1/SC2/SC3
190/55R17SC2
200/55R17SC1/SC2/SC3
200/60R17SC1/SC3

サーキット専用の「SC」はよりハードに攻められる

温間エア圧を前後2.1/1.8barにセットして、ソフトのSC1をテスト。「リーンの感覚はV4 SPと似ていますが、SP以上にグリップするので安心感だらけ。進入ではブレーキリリース後もグリップで減速してくれるし、バンク中にラインを変えるのも簡単」と原田さんは絶賛!

ピレリジャパン公式ライダーDIABLOMANが登場!

今春の東京モーターサイクルショーで突如デビューした、ピレリジャパンの公式ライダーがディアブロマン。新車試乗会でのインプレやウェブサイトでのワンポイントレッスンなど、さまざまな広報活動に携わる。ライパでは毎回、希望者2名限定(赤/黄腕章各1名)のディアブロマンコーチングを担当する。

関連記事