TG-RUNとOVERRacingがタッグを組んで開発【油冷エンジン用ハイスペックオイルクーラー】
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TEXT/Y.FUJITA
問/テクニカルガレージ RUN TEL043-309-5189 https://tg-run.com/
オーヴァーレーシングは、独自開発のフレームを用いたレーシングマシンを製作する日本屈指のフレームビルダーでもある。近年では『テイスト・オブ・ツクバ』参戦用に開発したOV-40、OV-41でその存在感を示している。とくにOV-41はスズキの1200油冷エンジンをスチールパイプフレームに搭載したマシンで、筑波サーキットを58秒台でラップする実力を秘めている。
一方、杉本卓弥さん率いるテクニカルガレージRUNは、スズキの高性能スポーツ車をベースとした『ヴァージョンアップコンプリート』をコンセプトとした数々の名車を手がけてきた。油冷エンジンでT.O.Tを優勝するなどの実績もあり、そのパフォーマンス向上に情熱を注ぎ、技術と知識を蓄積してきた。
このたび両者がタッグを組んで開発した製品が、油冷エンジン用高性能オイルクーラーだ。すでに廃盤となった純正品よりも厚みと強度を持つフィンを用いただけでなく、既存製品よりも多段となる17段コアとすることで冷却性能と耐久性を大幅に高め、レースユースだけでなく、昨今の猛暑にも有効なパフォーマンスパーツとして機能する。
ブラケットのピッチはGSX-R1100(’89 ~’92)とGSX-R750(’88 ~ ’91)に適合。これ以外のモデルには加工することで装着可能だ。 レーシングマシンはもとより、適切な油温管理を実現するこの製品はストリートでも有効で、油冷エンジンの真価を引き出す。
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16万5000円/対応車種:SUZUKI GSX-R1100(’89~’92)/SUZUKI GSX-R750(’88~’91)