ライディングパーティに最適! ピレリ製タイヤの特徴とおすすめモデル
PHOTO/S.MAYUMI TEXT/T.TAMIYA
取材協力/ピレリジャパン TEL03-5418-6500
https://www.pirelli.com/tyres/ja-jp/motorcycle/
次のシーズンに向けニュータイヤを検討しよう
本誌主催のライディングパーティ(ライパ)では、タイヤ空気圧調整サービスも実施しているピレリジャパンに、ずばり「ライパにオススメのタイヤ」を挙げてもらった。
もちろん、車種によって最適な(または装着可能な)タイヤは異なるが、ライパに多いミドル以上のスポーツ車に合うタイヤとしてピレリが推すのは、スーパーコルサSP V4とロッソⅣコルサ。どちらも自走組でも問題ない公道走行可能タイヤで、優れたドライグリップ性能を誇る。
サーキットとその往復をメインに使うならスーパーコルサSP V4、サーキット走行が年に1〜2回程度で、それ以外は公道で楽しむなら、よりロングライフが期待できるロッソⅣコルサが特に合いそうだ。
トランポ所有者ならスーパーコルサSC V4、ツーリング好きならロッソⅣとも悩みながら、秋のバイクシーズンに向けてニュータイヤ導入を検討してもらいたい。
【DIABLO SUPERCORSA SP V4】強烈なドライグリップに加えて扱いやすいリーン特性も魅力
専用の内部構造やコンパウンドと、サンデーレースで圧倒的装着率を誇るスーパーコルサSCと同様のトレッドパターンを組み合わせた“レースレプリカ”。公道用としては最高峰のグリップを誇る。「先代V3と比べてリーンは穏やかで、フルバンクまでの過渡特性に一定感があるのも魅力。穏やかとはいえ鈍ではなく、あくまでスポーツ向きだけどより万人向けな印象」と、サーキットでテストした原田哲也さん。
「高出力と高速走行に適応する剛性があるタイヤですが、変にゴツゴツしないので、自走でのライパ参加者にもオススメできます」とのこと。
フロント | リア |
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110/70ZR17 | 140/70ZR17 |
120/70ZR17 | 150/60ZR17 |
180/55ZR17 | |
180/60ZR17 | |
190/50ZR17 | |
190/55ZR17 | |
200/55ZR17 | |
200/60ZR17 |
【DIABLO ROSSO IV CORSA】ファンスポーツ性能を高めつつライフやウエットグリップも
前年にデビューしたロッソⅣのライフやウエット性能を高いレベルで維持しながら、ドライグリップにさらなる磨きをかけたスポーツタイヤ。ロッソⅣから履き替えてまず感じたのは、しなやかさと接地感の多さに加え、積極的に旋回させようというフィーリングだ。ロッソⅣが鋭いリーンの後はタイヤなりに曲がっていく印象なのに対し、コルサは路面に吸いつくようにアプローチした後、ブレーキリリースとともにググッと曲がる。
でも難しさはなく、潰し方が緩くてペースが遅めなファンライド層でも、抜群の旋回力を発揮できるのがうれしい。
フロント | リア |
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110/70ZR17 | 150/60ZR17 |
120/70ZR17 | 180/55ZR17 |
180/60ZR17 | |
190/50ZR17 | |
190/55ZR17 | |
200/55ZR17 | |
200/60ZR17 |
【DIABLO SUPERCORSA V4 SC】さらなる高みを目指したいライダーへ
タイムを削れるサーキット専用タイヤ。最高のドライグリップを発揮するが、内圧や温度管理はシビアで、袖ケ浦FRWでウォーマーを使うなら発電機が必須だ。
コンパウンドは3種類。
【DIABLO ROSSO IV】ツーリングがメインなら満足度は高い
走行会レベルならドライグリップは十分で、ウエット路面でも優れたグリップを発揮するオールラウンド性能の高さを誇る。
これをベースに開発されたコルサよりも低い価格設定も魅力。