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世界的ブランドのコラボブーツ『スーパーテックRブーツ』その魅力を田崎慎也が語る!

ShinyaTasaki 田﨑慎也の“バイク乗ろうぜ” ロードレース世界選手権でも使用されるアルパインスターズのSUPERTECH R BOOTと、KUSHITANIの水に強くしなやかで身体に馴染み高い運動性能を誇るプロトコアレザー。奇跡のコラボレーションにより完成したこのレーシングブーツ。サーキット走行会で使用して感じたことをお話しします。

田﨑慎也
バイクでできる遊びを精一杯楽しんでいる現役ギタリスト。自身が思い切り楽しんでいるモトブログをYouTubeにアップし、観た人がバイクに乗りたいと思うような動画作りをしている。最近キャンプ熱が高まって、新たなギアをネットで探す日々が続いている
https://www.youtube.com/c/bike-norouze
https://twitter.com/ShinyaGuitar

KUSHITANIとAlpinestarsのコラボレーシングブーツがカッコ良すぎて感動したから書かせてほしい

アルパインスターズとクシタニがコラボした、スーパーテックRブーツを初めて見た時に感動し、「かっこいい」という言葉をどれくらい連呼したことか。ニュースサイトやSNSで見た時も、かっこいいと思ったのですが、クシタニのサーキット走行会で展示されている実物を見た時は、あまりの存在感と神々しさに、手に取った時の感動が止まりませんでした。

だって、めちゃくちゃかっこよくないですか? 存在してくれてありがとうと言いたいです。なんていうか「レースと言えばスーパーテックRブーツ」と言っても過言じゃないというか、俺の中でのレーシングブーツのイメージって、まさにこれのことでした。

まだメーカーのことをあんまり知らない時からかっこいいと思っていた、星のマークが入ったゴツゴツしたブーツ。たまにツーリング先でも履いている人がいて、純粋にかっこいいなって思っていました。それがまさかクシタニのプロトコアレザーとコラボするなんて。

ここ数年はずっとクシタニを着ているのですが、プロトコアレザーの魅力にとりつかれているので、なおさら興奮度が高いのかもしれません。冒頭から語りすぎました。良いんです。今回は語る回ですから。

俺がサーキットを走り始めた時から今までクシタニのGPWブーツを履いていたのですが、ついにスーパーテックRブーツを手にしてしまいました。浮気者ですごめんなさい。本当にかっこいいんですけど、ずっとかっこいいばかり言っててもアレだし、せっかく両方のブーツを履いているので、GPWブーツと比較しながら、スーパーテックRブーツを履いた感想をお話しします。

まずブーツ自体の硬さですが、これはインナーブーツがある分、最初は動きが硬く感じました。さすがのプロトコアレザーで、アウターはすごく柔らかいのですが、かっちりとした作りのインナーで足の動きが制限されている感じがします。

そもそもインナーとアウターが分かれているブーツを履いたのが今回初めて。最初は普通に歩くのにも違和感がありましたが、しばらく履いてみると案外慣れてくるものです。もちろん、スニーカーと同じように歩けるわけではなく、足首が半固定されているかのような少し独特な歩き心地です。

足首の動きは前後には曲がるのですが、左右に曲げることはほとんどできません。最初は動きにくさを感じたんですけど、よくよく考えたらサーキット走行の際に足首を左右に曲げる場面ってあんまりないような気がします。

であれば、特に問題ありませんね。変な方向に曲がらないということは、万が一転倒してしまった時のことを考えると安心感があります。

次に操作性ですが、シフト操作は慣れが必要かもしれません。GPWブーツを履いている時にシフト操作のしにくさを感じたことはないのですが、スーパーテックRブーツは使い始めはシフト操作が思うようにできませんでした。

ツインリンクもてぎで開催されたライディングパーティで初めて使用しましたが、ストレートで何度かシフト操作をミスってマシンがガクガクとなったことを覚えています。3日後の筑波サーキットではだいぶ慣れて、操作ミスも減りました。操作感に癖があるのでレーシングブーツを履き慣れていない人が、いきなりサーキットに投入するのはやめたほうが良いかもしれません。まずは慣らしをすればよかったかな。

ただ、リアブレーキに関しては操作がしやすくなりました。今までは悪い癖で踏み込みすぎていたのですが、ブーツ自体の硬さで足首が動かしにくい分、踏み込む量が減って良い感じのブレーキングになりました。

と、ここまで書いておろしたての操作感が悪かったのはシフト操作だけで、ステップワークや他の操作で違和感を感じることはありませんでした。シフトペダルの調整を行えば解決する気もします。ということはカチッとした硬さに慣れてしまえば問題ありません。ちなみに、サイズ感は表記されているサイズより若干小さく感じるので、試着の参考になれば嬉しいです。

と、ここまでいろいろと書きましたが、結局は「かっこいい」この一言に集約されます。決して万能なアイテムではありませんが、サーキットに特化した機能美が「かっこよさ」の正体なのかもしれません。俺はプロのライダーではないので、コンマ1秒を削ることに情熱を燃やしているわけではありません。

ただ、かっこいいレザースーツとブーツを着て、かっこいいバイクに乗ってサーキットを走って「ああバイクって楽しいな」と思いながら自己満足をしたいだけなんです。だからこそ、気分が上がるアイテムを選びたいし、自身がかっこいいと思うアイテムを使いたい。

プロトコアレザーを使用したスーパーテックRブーツ。この奇跡のコラボにぜひ触れてみてください。間違いなく惚れますよ。

スーパーテックRブーツはインナーとアウターで分かれる。アウターにクシタニのプロトコアレザーを使用
GPWブーツはサーキットを走り始めた時からの付き合いで愛着がある。運動性能の高さがお気に入り
MotoGPでよく見る「あのブーツ」がまさかクシタニとコラボするなんて。レザースーツを着て、このブーツを履いたら気分はGPライダー。俺みたいに趣味でサーキットを走る人間にとって気分が上がるアイテムは重要
この2足のブーツは見た目も履き心地も操作性も全く違う。人によって好みが大きく異なるので、できることなら試着をオススメする。スーパーテックRブーツは表記されているサイズに対して少し小さく感じる

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