【サーキットで使えるエアバッグ&プロテクター】DAINESE:独自のエアバッグ技術で高いプロテクションを追求
サーキットでスポーツ走行を楽しむには、プロテクターが必須だ。昨今は素材の進化をはじめ、エアバッグタイプも充実しており、安全性、運動性、快適性が高まっている。その中でも信頼性の高い製品を紹介しよう。
PHOTO/K.MASUKAWA TEXT/T.YAMASHITA, Y.FUJITA
独自のエアバッグ技術で高いプロテクションを追求
世界最高の安全水準を追求し続けるダイネーゼは、エアバッグシステムを意欲的に開発している。MotoGPなどのレースで研究を重ね、トップライダーに安全と安心を提供するだけでなく、一般製品にいち早くフィードバックしてバイクライディングの安全性を高めている。 その信頼性は幅広く知られており、ヨーロッパをはじめとして日本でも愛用者が多い。
【MISANO 3 PERF.D-AIR 1PC LEATHER SUIT】最先端アルゴリズム搭載のエアバッグ内蔵スーツ
ダイネーゼの最新エアバッグシステムD-air Racing Shield 3Xを内蔵するレーシングスーツ。システムは4時間でフル充電でき、最大14時間の連続使用が可能。専用アプリでロードモードとレーシングモードの切り替えができ、あらゆる転倒、衝突から肩と鎖骨のダメージをエアバッグで軽減する。システムは再充填することなく3回作動できるほか、ガスジェネレーターをユーザーが交換可能となり、利便性が大幅に向上した
【PRO-ARMOR チェスト 1PC L2】衝撃を熱エネルギーに変換する新技術を採用
衝撃エネルギーを熱に変換して身体へのダメージを軽減する、ナノテクノロジー由来の素材、Xelion 2.0を採用。このハイテク素材をダイネーゼ独自のハニカム構造に成形することで、軽さと通気性を確保しつつもCE2のプロテクションを実現した。真夏のサーキットでも暑さを軽減し、走行への集中力をキープできる
【WAVE 1S D1 AIR】豊富なサイズ展開で高いフィット感を実現
腰と肩のベルトでズレることなく機能するバックプロテクター。素材には密度2倍の熱成形ポリエチレンフォームを用い、アルミ製ハニカムフレームと組み合わせることでCE2をクリアする安全性を達成した。通気性にも優れており、真夏のサーキット走行で熱が蓄積するのを軽減し、快適性を確保している
AIR BAG for STREET
【SMART JACKET】レースで磨いた技術を搭載7個のセンサーで危機を検知
さまざまなジャケットに対応し、アウターにも使えるベスト型エアバッグ。すべての部位で均等に5cm膨らむマイクロフィラメントを採用したエアバッグは、一般的なプロテクターと比較すると胸部は約8枚分、背中は約7枚分に相当する防護性能を持つ。転倒を検知するセンサーは、加速度計×3、ジャイロセンサー×3、GPS×1の計7個で構成。0.001秒単位で装着者の姿勢を監視する