【DUNLOP SPORTMAX Q5S × 長島哲太】どんな時も乱れないから思い切り攻められる
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ダンロップのスポーツタイヤを象徴する称号、SPORTMAXシリーズに、注目のニューモデル〝SPORTMAX Q5S〞が登場した。果たしてそのパフォーマンスは如何に? トップライダー長島哲太選手が探る。
【長島哲太選手】 1992年生まれ、神奈川県出身。日本を代表するレーシングライダーの一人。3歳でポケバイに親しみ、全日本王座獲得などの実績を積み世界へ。MotoGPのMoto2クラスで活躍。鈴鹿8耐優勝経験も持つ。2024年よりDUNLOP Racing Team with YAHAGIから全日本JSB1000クラスに参戦中PHOTO/S.MAYUMI K.ASAKURA
取材協力/ダンロップ
0120-39-2788 https://dunlop-motorcycletyres.com/
トップライダーが激賞するダンロップのブランニュー
ダンロップから待望のニュータイヤ「SPORTMAX Q5S」がリリースされた。絶大な支持を得てきたハイグリップラジアル「SPORTMAX α-14」の後継モデル的な位置付けにある、プレミアムなハイパフォーマンスタイヤだ。
さて、ダンロップには同じ“Q5”を名乗るタイヤとして、「SPORTMAX Q5」と「SPORTMAX Q5A」が存在している。このQ5シリーズの3モデルは、どれも強くスポーツ性能を意識したタイヤではあるが、それぞれ想定される走行シチュエーションが異なる。
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Q5はサーキットでのパフォーマンスを重視しつつ、一般公道での走行も可能。Q5Aはワインディングからシティユースまでをこなす汎用性と、高いスポーツ性を両立。そして新製品のQ5Sは、2モデルの中間的なポジション。いや、むしろ両者の“いいトコ取り”を狙った、レンジの広いタイヤであるとのこと。
そこで今回は、ホンダCBR650R E-Clutchを3台用意。それぞれ、Q5S、Q5、Q5Aを装着し、イコールコンディションでのインプレッションを行った。そして、テストライダーを務めてくれたのは長島哲太選手。現役のトップレーシングライダーであり、MotoGPマシンをはじめ開発ライダーとしてのスキルの高さは折り紙付き。タイヤの開発経験も豊富で、昨年からは全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦し、レーシングタイヤの実戦開発も担当している。
その長島選手が、Q5Sで走り終えての第一声がこれだ。
「このタイヤ、凄いですね。メチャクチャいいですよ!」
かなり好印象である様子。では、その詳細を聞いていこう。
「まず、ブレーキングでのフィーリングがいいですね。Q5Sは、ブレーキを残したままコーナーに進入していく時、しっかりと安定感を保ってくれます。ブレーキを思い切りかけた時も挙動が乱れず、ビシッと安定しています。だから、思い切ったブレーキングができます。
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マシンをバンクさせていく時も安定感が高いですし、バンクスピードも一定で、ハンドリングもニュートラルでとても素直。コントロールの自由度も高いんです。タイヤが勝手にラインを決めて、オートマチックに曲がっていくようなものもありますよね? Q5Sは、ライダーが自分の意思でラインを選択できる自由度がある。積極的にコントロールする楽しさが感じられるタイヤです。
ウォームアップも早い。気温が低く路面に濡れた部分が残る状況で走り始めましたけど、すぐにヒザが擦れるグリップがあった。絶対的なグリップレベルも高いです。滑って怖い思いをすることはありませんでした。どんなシチュエーションでも“怖くない”タイヤですね。
全域で安定しているんです。だから、ライダーは自信を持って攻めていける。その上で、ライダーの入力に応える自由度の高さを併せ持っています。スポーツライディングを楽しむには最適なタイヤです」
一緒に試乗したQ5と、Q5Aについても聞いてみた。
「Q5は“レース用タイヤか?”と思うくらいスパルタン。グリップレベルは高いし、バンキングも俊敏でリアからグリグリ曲がる。タイヤに荷重をかけられるスキルがあるライダーなら、サーキットで強い武器になるでしょう。
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Q5Aはライダーをサポートしてくれるタイヤですね。例えばコーナリングでは、不慣れな人でもタイヤが自動的にバイクを曲げてくれる感覚です。街乗りに最適でしょうね。初めてサーキットを走る人にも、お勧めしたいタイヤです。慣れてきたら、Q5SやQ5に変えてみても面白いと思います」
3タイプのタイヤを使い分けることで、あらゆる走行シチュエーションを楽しめるということだ。SPORTMAX Q5シリーズが、走りの世界を席巻する予感がする。
SPORTMAX Q5 series
SPORTMAX Q5シリーズは、スポーツライディングでのパフォーマンスを重視したタイヤだが、下の性能レンジをイメージした図のように、モデルによりメインステージは異なる。その違いはトレッドデザインに顕著で、Q5Aはウェット性能を意識し明らかにグルーブの面積が大きい。
Q5SとQ5は、ほぼ同じデザインに見えるが、実際にはグルーブの長さや幅が異なり、またQ5Sにはエッジにグルーブが追加されるなど汎用性が考慮されている。
また、内部構造は見た目以上に異なる。Q5SとQ5Aはリアタイヤのセンターとエッジに異なるコンパウンドを配置。センターにシリカを増量したコンパウンドを使用しマイレージ性とウェット性能を向上。一般公道での使い勝手を意識した設計だ
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FRONT | REAR |
---|---|
110/70ZR17M/C (54W) | 140/70ZR17M/C 66W |
120/70ZR17M/C (58W) | 150/60ZR17M/C (66W) |
160/60ZR17M/C (69W) | |
180/55ZR17M/C (73W) | |
190/50ZR17M/C (73W) | |
190/55ZR17M/C (75W) | |
200/55ZR17M/C (78W) |
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