【レーシングスーツガイド|スピーディ】Moto2の表彰台を席巻する高性能

レーシングスーツはサーキット走行のマストアイテムで、安全性と運動性の向上は日進月歩。優れたメーカーが勢揃する日本では、どれを選べばいいのか……と贅沢な悩みがつきまとう。
TEXT/T.YAMASHITA
バイク用グローブメーカーとして1977年に創業したスピーディは、エディ・ローソンやケニー・ロバーツ、フレディ・スペンサーらが着用して彼らの勝利に貢献、注目を集めたイタリアンブランドだ。
近年のMoto2クラスでは、スピーディがサポートするライダーが表彰台を独占する場面もあり、運動性能の高さと独自開発のエアバッグがもたらす安心感が好成績に直結している。また、プロテクターも自社開発したもので、柔軟性と衝撃吸収性に優れたウォリアープロテクターを採用し、高い安全性を実現している。
エアバッグシステムはレースで採用されており、性能向上を図るとともに市販化に向けた開発も同時進行している。こちらの発売にも大いに期待したい。
しなやかで強い高級牛革で運動性と安全性を両立
MotoGPとSBKの知見をフィードバックして開発されたレーシングスーツで、高級革の加工技術で知られるヴィチェンツァ産の1.2 ~ 1.3mm厚の牛革はしなやかで軽く、それでいて耐摩耗性や耐久性にも優れている。
伸縮素材やネオプレーンインサートで運動性と快適性を確保。背中と胸にプロテクター用ポケットとアタッチメントを備える



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