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怒涛の加速! スーパーチャージャーを搭載の兄弟たち『カワサキ ネイキッド進化論③』

カワサキだけで味わえるスーパーチャージャー! 圧倒的なパワーと、強大かつ淀みないトルクで、誰もが異次元の加速を体感できるカワサキだけのスーパーチャージドエンジン搭載マシン。その気になれば(クローズドコース専用だけど)300psオーバーの「Ninja H2R」も手に入る! 短期連載としてお届けしている「カワサキ ネイキッド進化論」。3回目となる今回は、前回クローズアップしたスーパーネイキッドZ H2に関連し、近年話題となったカワサキのビッグマシンを紹介していこう。ネイキッドの進化の先にあったのが、世界中を驚かせたスーパーチャージャーを搭載するマシンたちだ。そんな「驚かせる」ことができるのもカワサキらしい進化の歴史と言っていいだろう。

すべてを超える公道モデル最強パワー Ninja H2 CARBON 363万円

2015年に発売されたスーパーチャージドエンジンを初搭載したNinja H2の最新モデル。初代の200psから、’17 年モデルで205ps、現行モデルで231psとパワーアップの追求が止まないところが特徴だが、IMUや双方向クイックシフター、スマホ連携など電子デバイスの拡充に加え、ジャジャ馬ぶりを持続しながら扱いやすさも熟成。リヤのオーリンズ製TTX36サスペンションやフロントのブレンボ製「Stylema」キャリパーなど、足周りも進化している。

新たな可能性を追求するハイパーツアラー Ninja H2 SX SE+ 282万7000円(SE+)

エンジンの基本構成はNinja H2と同じだが、パワーと燃費性能を両立させるバランス型スーパーチャージドエンジンを搭載。他と比較できない強烈な加速を発揮しながら、扱いやすさと良好な燃費を実現する。豪華仕様のSE+はSHOWA製のフロントのBFF、リヤのBFRCを電子制御するセミアクティブサスペンションを装備し、フロントブレーキはブレンボ製「Stylema」キャリパー。ブルートゥースによるスマートフォン接続機能も搭載する。

Ninja H2 SX SE 244万2000円

SEの足周りは、フルアジャスタブルのφ43mm倒立フォークとKYB製モノショックとなる。リヤにはリモート式プリロードアジャスターも装備する。

ジェントルな旅を約束してくれるニンジャ Ninja 1000SX 148万5000円

’19年EICMAで発表され第4世代に進化したNinja 1000SX。スポーツ性とコンフォート性を高めた“旅するNinja”が走り出した。

2011年に“パーソナル・ジェットファイター”のコンセプトで登場したNinja1000は、この2020年モデルで4代目となる。 前モデルからの大きな変更点は右側1本出しマフラーで、これだけで2kg軽量化され、排ガスのクリーン化にも貢献。排気系に合わせ、吸気系もインナーエアファンネルの形状やカムシャフトのプロフィールも変更。

さらにライドバイワイヤも採用し、スロットルレスポンスの向上はもちろん、エレクトロニッククルーズコントロールなど電子デバイスの拡充も図る。 前モデルではIMU(慣性計測装置)を装備してより緻密な制御に進化したが、今回は出力モードとトラクションコントロールを統合制御する“インテグレーテッドライディングモード”を採用。

スマホとブルートゥース接続し、専用アプリでさまざまな情報を共有するインタラクティブ機能も搭載し、ETC2.0車載器も標準装備する。 他にもフロントフォークのギャップ通過時の衝撃を緩和する新たな構造やサスセッティングを最適化し、最新のブリヂストンBATTTLAX HYPERSPORT S22も履く。

またウインドシールドは4段階に調整範囲を増し、フェアリング内のベンチレーションも改善。ライダー側シートはウレタン形状や密度を増して快適性と足着き性を向上するなど、シャシーやコンフォート面でもツアラー性能をいっそう引き上げている。

4.3インチTFTカラー液晶は、2種の表示モードと背景色の切り替え(黒/白)機能を持ち、専用アプリでスマホとも連携
フェアリング内に装備されたDCソケット
グリップヒーター&エレクトロニッククルーズコントロール
スポーティな走りとツーリング時の疲労軽減に役立つアップ&ダウン対応のシフターも装備

さらに快適に旅をするためのアクセサリーも豊富

スマートなパニアケースは片側28リットル、トップケースは47リットルの大容量。防風性をいっそう高める大型ウインドシールドはクリアとスモークの2種。厚みのあるコンフォートシートや足着き性の良いローシートに、フレーム&フロントアクスルスライダーも用意

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