鈴鹿8耐開幕! ネクスレーシング ライダー& 監督インタビュー|鈴鹿8耐 レポート
南本選手から、伊藤選手へ。12時36分、1回目のライダー交代を終えたNCXX RACING with RIDERS CLUBは、順調にSSTクラス首位を走行中。「南本くんはセーフティーカーの間もしっかり伏せて燃費を稼ぐなど、いい仕事をしてくれました」と原田哲也監督。
NCXX RACING with RIDERS CLUBは、伊藤勇樹選手走行中にマシントラブルが発生。13時20分頃に緊急ピットインしました。懸命の修復作業を終え、井手翔太選手がピットアウトしましたが、大きくポジションダウン。ここからの挽回を図ります。
5度目のライダー交代をしたNCXX RACING with RIDERS CLUBは、予定を変更して南本選手が3度目の走行に。原田哲也監督は「ひとつでも上のポジションを狙うために、ペースのいい南本くんに走ってもらうことにしました」と説明します。あくまでも上をめざす姿勢です。
午後4時20分頃、総合21位、SSTクラス5位で伊藤勇樹選手が走行中のNCXX RACING with RIDERS CLUB。「想定より若干遅めのペースですが、まずまず順調ですよ」と原田哲也監督。最後まで何が起こるか分からないのが耐久レース。ベストを尽くします。
NCXX RACING with RIDERS CLUBはトラブルを乗り越え、総合16位、SSTクラス2位で鈴鹿8耐を終えました。
鈴鹿8耐久を終えて…
原田哲也監督「ライダーはみんな頑張ってくれましたね! 3人ともいい走りでした。クラス優勝に値する内容でした。この経験を、これからのレース人生に生かしてもらいたいと思っています」
伊藤勇樹選手「自分たちのベストの走りができました。正直、ライバルと真っ向勝負したかったです。チャンスがあれば、ぜひまたこのチームでリベンジしたいですね」
南本宗一郎選手「トラブルが出てしまいましたが、チームは誰も最後まで諦めていませんでした。その姿勢が2位に結びついたと思います。本音を言えば、優勝したかった……」
井手翔太選手「最初のスティントは『絶対に転ばないように』と考えすぎて、ペースがつかめませんでした。2度目のスティントでは、『体がバラバラになってもいい』と思って頑張りました」。鈴鹿の熱い夏は、多くのものを残しました。