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世界初?! 中野真矢がドゥカティ スーパーレッジェーラを一気乗り!

SUPERLEGGERA V4:MotoGPの技術で実現した、歴代最大パフォーマンス

パニガーレシリーズのフラッグシップがV4に刷新されて以降も、ドゥカティは軽量でイノベーションに満ちたリミテッドモデルの開発をストップすることはなかった。 

’20年2月、再び限定500台で発表されたスーパーレッジェーラV4は、カーボンファイバー製のフロントフレームとリアサブフレーム、前後ホイールとスイングアームと外装類を採用するという、1299時代の基本路線を踏襲しながら、さらに最新の技術を惜しみなく導入したモデルとして発表された。

このモデルで注目を集めたのは、MotoGPマシンのデスモセディチGP16から派生した上下2段構造かつ巨大なバイプレイン・ウイングレット。同時に、同じくカーボンファイバー製のフェアリングには、デスモセディチGP19からフィードバックされた形状や素材が使われた。

現行世代となるV4は、’20年2月発表で同年6月に出荷開始。1299のカーボン+最新電子制御路線を継承しながらも、空力特性によりこだわり、カスタマーケアにも力が入れられた
MotoGP マシンのデスモセディチGP16から派生したバイプレイン(=複葉機)タイプのカーボンファイバー製ウイングレットは、270km/h で50kg のダウンフォースを発生

エンジンは、レース用ホモロゲーションモデルのパニガーレV4Rが搭載していたデスモセディチ・ストラダーレRをベースに、専用の機械加工鍛造クランクシャフト、チタン製コンロッド、2本リング仕様のピストン、バルブコレット(テーパーコーン)を使用したチタン製吸気バルブ、軽量化されたカムシャフトとギアチェンジドラムを採用。STM製EVO -SBK乾式スリッパークラッチが標準装備され、軽量化のためにプレートセットは通常より1枚少ない8枚仕様としている。 

もちろん、電子制御も最新。登場から2年が経過した現在でも、市販車としては最高峰のレベルにある。 

オーナーに対するケアにも力が入れられ、新車購入者特典として、1299SLと同じく、SBK世界選手権マシンを試乗できるチャンスが提供された。さらに、30名限定の販売プログラムとして、MotoGPマシンのデスモセディチGP20を試乗する権利も設定。スーパーレッジェーラのオーナーは、特別な存在なのだ。

1299に引き続き、スイングアームはアルミ合金を積層したカーボンファイバー製。パニガーレV4よりロングだが0.9kgも軽量だ
ホイールは1299に続いてカーボンファイバー製。リアのアクスルナットはチタン合金製。オーリンズ製NPX25/30フロントフォークは加圧式で、フォークボトムは削り出し。FブレーキキャリパーはブレンボStylema R
公道走行用として発売時のEURO4に適合化された、アクラポヴィッチ製の認証サイレンサーを採用。エキパイもチタン合金製だ
切削アルミトップブリッジにはシリアルナンバーを刻印。メーターは5インチカラーだ。リゾマ製燃料タンクキャップはキットパーツ

パニガーレV4R用のデスモセディチ・ストラダーレRエンジンがベース。軽量カムシャフトなどを装備する

フロントフレームとシートレール、さらに外装類はすべてカーボンファイバー製で、乾燥重量は159kgと、まさにレーシングマシン並みの車重を達成。さらにレーシングエキゾーストを装着すると152.2kgとなる

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