【Historic Bikes/YAMAHA XJR1300(カスタム)】空冷4気筒の主役に躍り出たのはヤマハだった
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※この記事は過去に掲載された記事を再編集した内容です。
真摯に取組んできたヤマハのバイク作りが再評価されているXJRの魅力をカフェレーサーという形で表現した新しい提案。
世界的にクラシックテイストのバイク人気が高まっているヤマハは、このジャンルにXJR1300Cをラインナップしています。
XJRのエンジンは1984年に世界最速のツアラーとしてデビューしたFJ1100に搭載されていたものをベースとしています。
1994年に1200ccにスープアップしたエンジンを搭載してXJR1200としてデビューして以来、緩やかではあるものの、歩みを止めることなく進化してきました。
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排ガスと騒音の規制が強まる中、ライバルは空冷4気筒+キャブレターのパッケージに見切りをつけましたが、XJRへのヤマハの愛情とファンの熱い思いが、それを許しませんでした。
2006年にはインジェクション化され、時代の要求を満たしつつ、世界最速を目指して生まれた空冷4気筒はリファインを重ね、ストリートで不足があるはずがありません。
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さて、XJR1300Cは欧州向けの車両であり、国内モデルは存在しません。欧州のマーケットが望むスポーツクラシックテイストを具現化しているモデルです。
チョップしたような小ぶりの樹脂タンクがバイクの表情をがらりと変え、エンジンの存在感を相対的に増しています。また、シングルシート風にアレンジされたシートがカフェレーサーを主張。クラシックテイストは丸いシートカウルばかりではありません。
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ヤマハ的には、アーリーTZ風のシートエンドが跳ね上がったデザインが正統派とされています。
そして、ブラックアウトされたエンジンとマフラーもTZテイストを感じさせます。
ヤマハと言えば、両サイドが少し下がったハンドルと大径ヘッドライトが特徴ですが、欧州ネイキッドの主流であるフラットなハンドルバーと小さなヘッドライトを採用。このあたりが欧州で生まれたモデルらしい特徴です。
空冷4気筒ファンが自分だけの1台を作り上げるための素材としても、非常に恰好のモデルが登場しました。
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