【ヤマハ MOTOBOT】囲碁の人工知能の次は、バイクライディングにロボットが挑戦!?
サーキットを走る、MOTOBOTにロッシが気付いて『なんだ、ありゃ!?』というシーンから動画は始まる。
乗ってるバイクはヤマハ YZF-R1M。バレンティーノ・ロッシがMotoトGPで駆るレーシングマシン YZR-M1をモデルにした約300万円ほどで販売されるストリートバイクだ。そのYZF-R1Mを、MOTOBOTはもう乗りこなしている。
世界チャンピオンが驚くのは無理もない。ピットインしてきた、MOTOBOT+R1Mにロッシが語りかける。
ロッシは、MOTOBOTについて、技術者にいろいろと質問をする。MOTOBOTは、なんと2017年までに、時速200km/hでサーキットを走れるようになるのが目標だという。
そして、その先のMOTOBOTの究極の目標は、ライディングで世界の頂点バレンティーノ・ロッシに勝つ事だという。『挑戦させていただけるのなら、サインを』と技術者は言う。
ロッシはMOTOBOTの頭部にサインをして、「データを取るかい?」とMOTOBOTに気軽に語りかける。
囲碁の世界では人間のやることに人工知能が追い付きつつある。バイクの世界でも。バレンティーノ・ロッシにロボットが追い付き、そして追い越していく……なんてことが起こるのだろうか? その場合、ロボットはMotoGPでシャンペンファイトを行なうのだろうか?
今のところ、このバレンティーノ・ロッシの美しいライディングに、ロボットが敵うとは思えない。が、まったく同じ条件で走ることもできるし、延々と何百周走っても疲れないし、万一の時に人命に危険が及ぶわけでもないから、タイヤテストやサスペンションのテストなどでは非常に役に立つのではないだろうか? MOTOBOTの進化が楽しみだ。