ギタリスト田崎慎也の“バイク乗ろうぜ” 大好きなヘルメットSHOEI X-Fourteenを語る
俺の大好きなヘルメットであるSHOEI X-Fourteenの 最高なところを思う存分語らせてくれ バイクに乗り始めてから気がついたらずっとSHOEIのヘルメットを選択していた俺。その中でも入れ替えの時にまた同じヘルメットを選んだのは初めてのこと。 性能、フォルム、存在感のどれをとっても最高のヘルメットであるX-Fourteenの、俺が大好きなところを気が済むまで語らせてほしい。
バイクに乗る上で、切っても切れない装備がヘルメット。ルールとしてももちろんですが、安全面やファッションなど、バイクの中でも大きな比重を占めていると思います。
もちろん俺もヘルメットには強いこだわりがあるので、今回は誰の得になるかも分からない、ヘルメットの話をします。
俺がメインで使っているのはSHOEIのX-Fourteen(以下、X-14)というレーシング寄りのヘルメットです。このX-14を見た時の衝撃は今でも忘れられません。
当時は同じくSHOEIのXR1100というヘルメットをかぶっていたのですが、購入してから数年は経っているし、九州ツーリングにも行くしで、ちょうど買い替え時でした。
そこで、当時住んでいた家から近くて、たまに行っていた府中2りんかんで初めて見たX-14に一目惚れ。後ろの尖ったフォルムに魅入られてしばらく動けませんでした。いや、ちょっと大袈裟に言いましたが、びっくりするほどかっこよかったんです。当時はサーキットに少し興味はあったものの、自分がサーキットを走るとは思ってはいなかったので「ツーリングに特化しているZ-7かな」なんてことを考えていたんですけど、気がついたらX-14で頭がいっぱいになっていました。寝ても覚めてもずっと同じことを考える。もう我慢できずに思い切って購入したのですが、買って大正解。
空力とかサーキットでの使い心地がどうとかそういう話じゃなくて、俺のX-14愛を中心に語ります。
X-14の何がいいかって、また同じことを話すんですけどやっぱりこの独特のフォルムだと思うんです。
今でこそ珍しい形状ではありませんが、発売された当時って、俺の知る限りではこういうフォルムのヘルメットって少なかったと思うんですよね。
ヘルメットは丸いものというイメージが強かったように思います。それだけに、全く新しいフォルムのヘルメットが登場した時の衝撃はすごかったです。実際にかぶってみてもやっぱりかっこいいんですよ。
俺の一番推したいポイントが夕日に照らされて、地面に自分の影が映った時の姿。太陽が低い位置にあると、影が伸びて自分がバイクに乗っている姿が見えるんですけど、そこに映る自分の姿が大好き。ZX-14Rに乗って、X-14をかぶったフォルムが大好きなんです。初めてこの影をみた時は大興奮。
この話をすると、「自分が好きすぎだろ」ってわりと引かれるんですけど、趣味ってそんなもんじゃないですか。むしろバイクに乗っている自分の姿が嫌いな人ってバイクに乗りたいのかな。
誰かに理解されたいというより、究極の自己満足を突き詰める的な。ヘルメットの話から少し逸れましたが、俺はそう思います。
今までは、ヘルメットを変えるときに同じものを選んだことがなかったのですが、今回はまたX-14にしました。以前は柳川モデルを4年間使っていて、今回は新しく、エアロダインというグラフィックモデルの、TC-1というカラーにしました。
正確に言うと、最初に買った柳川モデルはXLを買ったんですけど、サイズが合わなかったので友人に譲って、再度Lサイズを買いなおしました。なので今回は実は3代目。気に入っているにも程がある。きっといつかX-15が出るまでX-14をかぶり続けると思います。
今どきのヘルメットって悪いものはないと思うんですよ。頭に合う合わないはあるかもしれないけど、性能とはまた違う話です。仕事でも、いくつかヘルメットをかぶってテストしてみましたが、悪いヘルメットってありませんでしたし。
であれば自分の好きなヘルメットを選ぶというのがもっとも理に叶っているのかなと思います。その後、お店できっちりとフィッティングをして、頭に合ったヘルメットを選ぶことができたら幸せになれます。
そんな俺のX-14への愛と最後はヘルメットの選び方みたいな話で終わらせてみました。