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【バイク女子部Ride on Time】バイク女子部チーム「ミニろく」への道|準備編

Facebookのグループ「バイク女子部」の連載企画では、今号から4回にわたり、レース参戦記をお届けします。リポートは、サーキットではいつまでも初心者マークだけど、スポーツライディング大好きなバイク女子部の林香織。第一回目はレース参戦のきっかけから準備編まで。

サーキット走行からバイクライフをスタート

私がバイクに乗り始めた理由はまさにサーキットを走るため。購入してすぐライディングパーティに自走で参加。ライパは、以前勤めていた会社が出店していたこともあり、素敵なバイクや楽しそうに走るライダーたちを間近に感じていつか自分も走りたいなーとは思っていました。そして、憧れのMVアグスタを、身の程もわきまえずに思い切って購入! 

走行会やミニバイクレース、オフロード遊び、ライディングスクールなど、なんでも参加しながらバイク中心の生活を日々送っています。

私が思うサーキットの魅力

サーキット走行には街乗りでは得られないバイクの楽しさがあります。ライパのような走行会では「スポーツライディング=絶対的な速さではなく安全マージンを取り、心地よい速度でバイクとの対話を楽しむ」一方、「より速く走るために他車とのかけひきし、バイクの性能を引き出しながら自分自身のポテンシャルも向上させていく」レースはスポーツライディングの延長上にあると思います。

サーキットでテクニックを磨いていくと、不安だった峠道がリズミカルに楽しめるようになっていることに気づきました。 

ビギナー向けの耐久レースしか経験していない初心者ですが、サーキットを走ったり、レース観戦を通して私が感じたのは、公道は生活道路ということ。信号や交通ルールを守るのはもちろん、他のクルマや自転車、歩行者に配慮しながら走らなければなりません。

もちろんサーキットにもルールはありますが、サーキットは純粋に走る事だけに集中することができ、マシンと対峙できる環境があります。これこそが最大の魅力であり、上手く走れている時の快感は何ものにも代えがたいものがあります。

また、仲間と一緒にレースをすることで感動を分かち合えることも何よりの魅力だと思います。 

サーキットやレースの楽しさを、多くの人に知ってもらいたいです。

ツナギもバイクもレンタルなら始めやすい

そんな中、いつもお手伝いしているレーシングチームの監督から「バイク女子部でレースに出てみたら?」というオファーをいただきました。「そんなレベルじゃないし、遅いし、慣れてないので無理です」と最初はご遠慮しましたが、「速さとか気にせずみんなにレースを楽しんでもらいたいんだ!」という感動的なお言葉をいただき、私たちに走れるか不安な気持ちを抱きながらも、「バイク女子部でチームを組みレースに出てみよう!」という事になりました。 

目標の舞台は11月7日に富士スピードウェイで開催されるミニバイクでの6時間耐久レース「ミニろく」。バイク女子部の有志5名でチームを結成しました。レース未経験者がいたことや、チームワークの確認のためにも、まずはレースに慣れる目的で、9月26日に筑波サーキット・コース1000で開催される「レン耐」に参加することにしました。

「レン耐」は、元WGPライダーで車いすレーサーの青木拓磨さんが主催するワンメイクのミニバイク耐久レース。レース用車両がレンタルできるので、レースデビューには最適です。車両がホンダ グロムかエイプ100という小排気量車なのも、初心者でも参加しやすいところです。 

レンタルバイクでレース。車両の準備が要らないのでとても参加しやすい。

主催の青木拓磨さんと。最近とても女性が増えてきました! 初心者や女性に優しいレースです

そして、耐久レースなのでライダー交代をするのですが、3の倍数のピットイン時には、けん玉やパズル、腕立てなどをクリアしないとコースに戻れない「お題」というものがあって、ゲームのように楽しめるレースでもあります。初心者や女性ライダーは目立つ色のビブスを着けるのですが、万が一、無理な追い越しで驚かせたりぶつかったりしたライダーにはペナルティが課せられるという、初心者や女性にも優しい耐久レースなのです。 

毎回たくさんの女性ライダーがレースデビューしています
初心者や女性は安全のため目立つ色のビブスを着用します

とは言え、これもちゃんととした二輪レース。参加するためにはMFJ公認のレーシングスーツ(ツナギ)が必要です。安全性の高い装備はサーキット走行では命を守る大切なもの。まだツナギを持っていないメンバーの一人、祐子さんは、クシタニのレンタルスーツサービスでレンタルをすることにしました。 

今回はレーシングスーツとブーツのレンタルで1万6500円(1週間)。クシタニ世田谷店でフィッティングをして、身体にぴったり合うものをスタッフの方のアドバイスをもらいながら選びました。 

もちろんレン耐でもレーシングスーツのレンタルができます。女性は初回無料、20歳以下は半額になるそうなので、問い合わせてみてはいかがでしょう。ツナギを扱うメーカーでは普段からレンタルサービスをしているところもあります。買うとなるとそれなりの予算は必要なので、まずはレンタルで着心地を試しつつ、一度着て走ってみた方が安心ですね。さあレース準備完了です! 

次回は「Let’s レン耐!」4時間耐久の本番リポートをお届けします。

レンタルスーツサービスのフィッティング対応をしてくれたのはクシタニ世田谷店・店長山口 工さん。ライディングポジションをとったときにぴったりくらいのサイズが良いそう

【KUSHITANI PROSHOP 世田谷】東京都世田谷区瀬田3-15-9 TEL03-3708-3551 営業時間:11:00~22:00 定休日:水曜日 https://www.kushitani.co.jp/shop/setagaya.html

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