【青木宣篤流フィジカルトレーニング:02】このオフシーズン中に走れる身体を作ろう!【スライディングアブローラー/ウォーキングランジ/etc】
PHOTO/H.ORIHARA TEXT/G.TAKAHASHI
取材協力/ソネットフィットネス http://sonnette.biz/fitness/
あなたはバイクに乗せられているのだろうか?それとも、「乗って」いるのだろうか?このふたつの間には、大きな隔たりがある。バイクを積極的に操れているのか、操れていないのか。その明暗を分けているのは、細かいテクニック以前に、あなたの身体だ。まずは身体を作る。これはあらゆるスポーツの基本だ。ライディングにスポーツ要素を求めるのなら、身体作りは不可欠である。スポーツライディングという言葉は、決して飾りではない。れっきとした運動だということを改めて認識し、今年こそ、バイクで走れる身体を作ろう。今回はスライディングアブローラー/ウォーキングランジ/etc
Point!
弱:運動強度・弱め
強:運動強度・強め
やってみていただければわかると思うが、こう見て実は全体的にきついメニュー揃い、その中で運動強度が弱めのものもあれば、さらにきついものも。無理のないものを続けることが大事だ。
スライディングアブローラー【腹直筋・腹斜筋・上腕三頭筋・広背筋・脊柱起立筋など】
最初のうちは、片手だけ滑らせるといい。戻る時はできるだけヒザなどの下半身や腕を使わないようにして、腹筋と背筋だけで。背骨から股関節の内側まで走り、下半身と上半身をつなぐ腸腰筋を意識すると、より効果的。体幹の安定感が増す
フローリングなど滑りやすい床で、両手に軍手や靴下などをはめて行う。両ヒザをつき、雑巾掛けのように両手を前に滑らせる。腹が床に接するギリギリまで行ったら、反動を使わず、腹を丸めるようにして戻る。かなりの高負荷がかかる。