【レーシングスーツガイド|ヒョウドウ】たゆまぬ研究開発で革新的な発想をかたちにする

レーシングスーツはサーキット走行のマストアイテムで、安全性と運動性の向上は日進月歩。優れたメーカーが勢揃する日本では、どれを選べばいいのか……と贅沢な悩みがつきまとう。
TEXT/T.YAMASHITA
安全性と機能性を融合させ、革新的な発想で新製品を生み出すのがヒョウドウだ。
昨年発売されたアジリティシリーズは、同社のエアバッグ「エアブースト フォース01」の併用に完全対応したモデル。伸縮性に富む素材を用いることで、エアバッグ作動時も身体への圧迫感が少なく、膨張後も素早く行動できる。
さらに、カーボンプロテクターの内側にD3Oプロテクションを内蔵し、肩以外に肘と膝に追加。D3Oを腰にも装備したほか、高強度ファブリックのコベックを用いたモデルもラインナップされた。この素材は通気性向上と軽量化にも貢献し、強度も高く肉体疲労を抑止する。
ほかにもヒョウドウの特徴として、背中全体を1枚革で仕上げ、シームレスとしている点がある。フィット性を高めるとともに、転倒後の滑走で路面に引っかかり身体が回転するのを防ぐ効果があるのだ。
エアブーストに完全対応した新世代レーシングスーツは、体幹部の安全性を高められるのが大きな魅力だ。
高性能&高機能を表現したシルクプリントのグラフィックモデル
俊敏で激しい動きに追従する3Dアジリティパターンを採用し、エアバッグにも対応するニューモデル。
高強度ケブラーのフレックスパネルや背面の1枚革仕様のほか、肩、肘、膝のカーボンプロテクター、シャーリングにはコベックを採用するなど、妥協のないスペックを誇る。

新開発の強靭なファブリック「コベック」を前身に採用
エアバッグに完全対応した最新レーシングスーツ。3Dアジリティパターンによる優れた運動性をはじめ、革と同程度の強度を持つ新開発の高強度素材コベックを、前面全身とシャーリングに採用。
エアバッグの膨張を完全に吸収し、安全性と快適性を高いレベルで実現している。

問/ヒョウドウプロダクツ TEL053-465-8281
https://www.hyod-products.com/