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【CBR600RR/Ninja ZX-6R KRT EDITION/GSX-8R】日本のフルカウルミドル それぞれでの生存戦略【ディテール&スペック】

一般ライダーがサーキットでファンライディングを楽しむためのマシンとして、推奨されることも多いのが、ミドルクラスのフルカウルスポーツモデルだ。とはいえそのキャラクターや長所は、車種ごとに広い振り幅があり、異なっている。’24年に新登場、あるいは熟成された3機種に中野真矢さんが乗り、それぞれの魅力を掘り下げる。今回はディテールとスペックについて。

PHOTO/S.MAYUMI TEXT/T.TAMIYA

取材協力/
スズキ TEL0120-402-253
https://www1.suzuki.co.jp/motor/

カワサキモータースジャパン TEL0120-400-819
https://www.kawasaki-motors.com/

本田技研工業 TEL0120-086-819
https://www.honda.co.jp/motor/

【SUZUKI GSX-8R】公道ファンライド性能も重視したパッケージ

SUZUKI GSX-8R
SUZUKI GSX-8R
シリーズのアイコンにもなっている六角形の縦2灯配置LEDヘッドライトは、ローで上側のみ、ハイで両方が点灯する
シリーズのアイコンにもなっている六角形の縦2灯配置LEDヘッドライトは、ローで上側のみ、ハイで両方が点灯する
マフラーは現代のトレンドと言えるショートタイプを採用
マフラーは現代のトレンドと言えるショートタイプを採用
シリーズ共通のスチール製フレームにアルミ製スイングアームを組み合わせる。ボルトオン構造のスチール製シートレールは、タンデムや荷物積載時の耐久性も考慮した設計だ
シリーズ共通のスチール製フレームにアルミ製スイングアームを組み合わせる。ボルトオン構造のスチール製シートレールは、タンデムや荷物積載時の耐久性も考慮した設計だ
エンジン水冷4ストローク直列2気筒DOHC4 バルブ
総排気量775cc
ボア×ストローク84.0×70.0mm
圧縮比12.8:1
最高出力80ps/8500rpm
最大トルク7.7kgf・m/6800rpm
変速機6速
クラッチ湿式多板
フレームダイヤモンド
キャスター/トレール25°/104mm
サスペンションFSHOWA製φ41mm倒立フォークSFF-BP
RSHOWA製リンク式モノショック
ブレーキFニッシン製4ピストンラジアルマウントキャリパー+φ310mmダブルディスク
Rシングルピストンキャリパー+φ240mmシングルディスク
タイヤサイズF120/70ZR17
R180/55ZR17
全長×全幅×全高2115×770×1135mm
ホイールベース1465mm
シート高810mm
車両重量205kg
燃料タンク容量14L
価格114万4000円

【KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT EDITION】兄貴分のZX-10Rをリードするような先進フォルム

KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT EDITION
KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT EDITION
2024年型は新型のLEDハイブリッドヘッドライトを採用。ZX-10Rをモチーフとしつつ、より複雑でエッジの効いたレイヤリング構造のカウリングが、先進的な印象を生んでいる
2024年型は新型のLEDハイブリッドヘッドライトを採用。ZX-10Rをモチーフとしつつ、より複雑でエッジの効いたレイヤリング構造のカウリングが、先進的な印象を生んでいる
サイレンサーはオーソドックスなレイアウトを採用 
サイレンサーはオーソドックスなレイアウトを採用 
アルミ製ペリメターフレーム&スイングアームは、レースベース車から継承した戦闘力の高いパッケージ
エンジン水冷4ストローク直列4気筒DOHC4 バルブ
総排気量636cc
ボア×ストローク67.0×45.1mm
圧縮比12.9:1
最高出力122(128)ps/13000rpm
最大トルク7.0kgf・m/11000rpm
変速機6速
クラッチ湿式多板
フレームダイヤモンド
キャスター/トレール23.5°/101mm
サスペンションFSHOWA製φ41mm倒立フォークSFF-BP
RSHOWA製ボトムリンク付きモノショック
ブレーキF4ピストンラジアルマウントモノブロックキャリパー+φ310mmダブルディスク
Rシングルピストンキャリパー+φ220mmシングルディスク
タイヤサイズF120/70ZR17
R180/55ZR17
全長×全幅×全高2025×710×1105mm
ホイールベース1400mm
シート高830mm
車両重量199kg
燃料タンク容量17L
価格156万2000円
※( )内はラムエア加圧時

【HONDA CBR600RR】空気抵抗を削減した“勝つため”のデザイン

HONDA CBR600RR
HONDA CBR600RR
LEDデュアルヘッドライトは、ロービームで外側2灯、ハイビームで4灯すべてが点灯する
LEDデュアルヘッドライトは、ロービームで外側2灯、ハイビームで4灯すべてが点灯する
現行車では数少ないセンターアップタイプを採用。その利点を活かしたエアロダイナミクスを外装に採り入れる
現行車では数少ないセンターアップタイプを採用。その利点を活かしたエアロダイナミクスを外装に採り入れる
2020年に復活登場した際、中空アルミダイキャスト製ツインチューブフレームは先代からそのまま継承され、アルミ製スイングアームは小改良が施された
エンジン水冷4ストローク直列4気筒DOHC4 バルブ
総排気量599cc
ボア×ストローク67.0×42.5mm
圧縮比12.2:1
最高出力121ps/14250rpm
最大トルク6.4kgf・m/11500rpm
変速機6速
クラッチ湿式多板
フレームダイヤモンド
キャスター/トレール24.6°/100mm
サスペンションFSHOWA製φ41mm倒立フォークBPF
RSHOWA製モノショック・ユニットプロリンク
ブレーキF4ピストンラジアルマウントキャリパー+φ310mmダブルディスク
Rシングルピストンキャリパー+φ220mmシングルディスク
タイヤサイズF120/70ZR17
R180/55ZR17
全長×全幅×全高2030×685×1140mm
ホイールベース1370mm
シート高820mm
車両重量193kg
燃料タンク容量18L
価格157万3000円(黒)、160万6000円(赤)

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