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<Z900RSカスタムファイル>ノーマルとはひと味違うアクティブ流大人カフェ

よりスポーティーさが増したスタイルに オリジナルブランドを積極的に展開しているアクティブが作り上げたZ900RSがこれだ。 一見、RSカフェがベースになっているのかと思いきや、ビキニカウルもオリジナルで製作されたものである。というのも、ノーマルのそれは存在感があり過ぎ、物理的にも視覚的にもハンドル周りが重い。その印象をコンパクトに仕立てられたアクティブの小型カウルが払拭。よりスポーティな外観が与えられている。

印象的なハンドルで使いやすさがアップ

またがって印象的なのは適度に前傾姿勢が強められたハンドルだ。フロントに荷重を掛けやすく、それでいて少し手前に引かれているため、ライディングポジションがややコンパクトになり、扱いやすさが一段と向上している。 実際に走り出し、もっとも体感しやすいのはもちろんハイパープロのサスペンションだ。フロントはスプリング、リヤは本体そのものが換装され、前後ともにフルアジャスタブル化。ノーマルの特徴である、よくも悪くもストロークし過ぎるフィーリングが抑制され、減衰力が適度に強められているところが好印象だ。

スロットルのオン&オフが楽しい加速時に

このしっとりとした手応えと比較すると、ノーマルは高い重心位置から一気にノーズダイブを起こすように感じられるため、あまりの姿勢変化に不安を覚えるほど。それがきれいに解消され、加速時はトラクションも分かりやすいのだからスロットルのオン&オフが楽しい。 見識の高さを感じさせるのは、タイヤがダンロップのGPR‐300からブリヂストンのT31に換装されているところだ。結果的にすぐにバンクしたがるヒラヒラ感が引き締められ、ワインディングを悠々と流すような走りが可能になっている。大人の落ち着き。それがアクティブのZ900RSに込められている。

各ディテール紹介

リヤショックにはハイパープロのホース付タンクタイプを装着。油圧プリロードアジャスターも装備し、機能性もさることながら質感も大きく向上している(写真は特別カラー)。 ゲイルスピードのクロスロックディスクローターとエラボレートVRE ブレーキマスターシリンダーを組み合わせるフロントブレーキ周り。マシニングによる美しい外観も特徴だ。 リヤブレーキキャリパーはゲイルスピード製φ 34mmで、その性能を最大限に引き出すためのマスターシリンダーをセット。エンジンサイドには剛性を高めるサブフレームを装備。 ファナティックのφ28.6mmのテーパーハンドル・SUPER LOWタイプを装着。その名の通り、やや低い位置にセットされ、フロントに荷重を掛けやすい。 ビキニカウルは黒ゲル仕上げで販売。RS CAFEの純正よりも軽快感がある。 LEDナンバー灯付のフェンダーレスキットによってシャープなリヤ周りに。 アクラポヴィッチのスリップオンライン・チタンブラックサイレンサーはJMCA認証済。 現在開発が進んでいるアルミステップバーは高いグリップ力を発揮。 ハイパープロのスペシャリストでもあるアクティブの宇田さん(右)。乗車後のリクエストに対し、正確なセットアップで応えてくれる。 【DATA】 取材協力:アクティブ 電話:0561-72-7011 http://www.acv.co.jp/ Z900RSはこちら   (出典:『KAWASAKI Z900RS』)]]>

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