ネイキッドという概念を創ったカワサキ ネイキッド進化論①-ネイキッド・ヒストリー
2020年 新時代に突入! カワサキ ネイキッド進化論 スーパーチャージャー搭載! 200psのスーパーネイキッドが登場
速さだけを追求するならスーパースポーツに勝るものは無い。ならばネイキッドは、どうあるべきか?カワサキはその答えを知っている。
矛盾を承知で言わせてもらえば、何かに特化するのではなく“すべてに特化”半世紀近く昔のZ1から最新のZ H2までNo.1を目指して進化を続ける――
今回から、短期連載として「カワサキ ネイキッド進化論」を4回にわたってお届けする。今では当たり前のように「ネイキッド」というジャンルが確立しているが、その立役者となったのがカワサキがレプリカブームの真っただ中にリリースされたゼファーであり、その源流ともなった「Z1」だ。そして最新モデルでは、ついにスーパーチャージドエンジン搭載のネイキッドモデルが登場した。ここでは、カワサキのネイキッドモデルを中心にその進化を探っていく。一回目は、カワサキが築き上げた歴代のネイキッドモデルを紹介していこう。
1972~ 900Super4 Z1
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ビッグバイク黎明期の’70年代初頭、メーカーの生き残りをかけて世界一を目指したスーパースポーツ。2ストロークのマッハから、4ストローク4気筒のランドマークに見事に昇華![/caption]
2020 Z H2
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2019年東京モーターショーで発表、今年4月4日に発売されたスーパーチャージドエンジン搭載の超弩級ネイキッド。200psを鋼管トレリスフレームに抱き、最新電子デバイスも満載![/caption]
伝説、そしてブームをつくっていくカワサキネイキッドの力強さ
伝説と呼ぶべき存在のZ1や、高いカスタム人気を誇るGPZ900Rも“憧れの旧車”といった安易な枠では括れないのは、ゼファーやZRXも然りそして多くのファンも、そこが魅力の中心ではないだろう。 バイクがパフォーマンスを楽しむ乗り物である限り馬力や最高速といったスペックは重要だし、強さ漂うスタイルも大切。ネイキッドというカテゴリーだからこそ、何も犠牲にしたくない。街を流すにも峠を駆けるにも、タンデムで旅するのもサーキットを攻めるのもすべてを魅力あるバイクで楽しみたいから、カワサキを選ぶのだ。1972~900 Super4 Z1
馬力、最高速、加速はもちろんデザインにもとことんこだわる [caption id="attachment_604339" align="alignnone" width="900"]
1984~GPZ900R Ninja
カテゴリーに捉われない唯一無二のスポーツマシン [caption id="attachment_604338" align="alignnone" width="900"]
1989~ZEPHYRシリーズ
“ネイキッド”という呼称はこのバイクから生まれた [caption id="attachment_604337" align="alignnone" width="900"]
1994~ZRXシリーズ
オーソドックスなスタイルを高性能エンジンで振り回す [caption id="attachment_604336" align="alignnone" width="900"]
2017~Z900RSシリーズ
幅広い世代に支持される新時代の“Z” [caption id="attachment_604335" align="alignnone" width="900"]