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編集部イチオシ! ステップワークに欠かせないおすすめステップKIT

確実かつ理想的なステップワークのためには、自分の体格に合うステップ位置への変更が望ましい。高品質なカスタムステップキットなら、ペグのグリップ向上による操作性アップも期待できる!

【BABY FACE】人車一体感を重視したアジャスト範囲の広さが魅力

パフォーマンスステップキット
HONDA CBR1000RR-R FIREBLADE
6万9300円
カラー:金、黒
ポジション:8パターン

大阪拠点のベビーフェイスは、素材やその加工に対する膨大な知識を有することでも知られ、ビレットパーツを中心とした製品群は国内外で高く評価されている。

その中で、同社を代表するアイテムとなっているのがステップキット。アルミニウム合金やステンレス合金を使いながら高精度に削り出されるステップキットは、世界選手権やAMAや全日本選手権などのロードレースで培われたノウハウを導入しながら、CADやCAM、CAEを駆使した設計によって生み出され、最新のスポーツモデルに適合する製品も順次発売されている。

公道走行対応のパフォーマンスステップキットと、サーキット向けのレースコンセプトステップキットがあり、いずれもマルチポジションが基本。高い剛性、可動部軸受けのベアリング、滑りづらいステップバーなどにより、「激しいライディングでも確実にステップワークできる!」とプロライダーからも絶大な信頼を集めている。

ステップ位置が8パターンで調整できるほか、ブレーキ&シフトペダルの位地も好みに合わせて調整できる。こうしたアジャスト性の高さが、多くのライダーに信頼される所以だ。またCBR1000RR-R用は逆チェンジ仕様に変更が可能

レースを戦いながら製品をブラッシュアップ

ベビーフェイス製品にはレースで培われた技術も投入されている。チームや選手のサポートに加え、全日本ロードレースのJSB1000クラスには「Team BabyFace」として津田一磨選手が参戦中

よりグリップの高いオプションバーも用意

ステップバー・
ブロックタイプ
(レースコンセプト)
5390円

サーキット専用となるレースコンセプトシリーズのステップキットには、より滑りづらい深いブロックパターンの加工が全面に施されたステップバーがオプション設定されている(標準仕様はローレット加工)

ハンドルバーと合わせてさらに理想のポジションへ!

レースコンセプトハンドルキット
フラットタイプショートオフセットφ50mm
3万3000円

ベビーフェイスはセパレートのハンドルキットも展開。ステップキットと同時装着することで、より自分の体格に合うポジションを得られる。製品群のうちフラットタイプショートオフセット仕様は、フロントフォークに対するオフセット量を減らすことで、フロントまわりの情報をライダーがダイレクトに感じられるよう設計されている。

【MOTO CORCE】美しさにもこだわった究極の魅せるステップ

CNC ビレット アジャスタブルライディングステップセット
Ducati Panigale V4
34万7380円
カラー:銀、黒、金、赤 
ポジション:6パターン

オリジナルカスタムパーツの開発にも力を入れ、アルミ合金やチタン合金のビレットパーツも得意とするモトコルセ。そのライディングステップセットは、ハイエンドなモーターサイクルに溶け込みやすい美しいデザインも追求しながら、車種ごとに機構が異なるフットペグポジションアジャスターを採用し、アルミ削り出しにより設計されている。

昨年発売のドゥカティ・パニガーレV4/S用の場合、ステッププレートのジョイント部に設けられたアジャスターを回転することで、円周上に10㎜ごと6段階にペグ位地の調整が可能。一番低いのが純正と同じ設定。現在ストリートファイターV4/S用も開発中だ。

ハイエンドなパニガーレのスポーツ性をさらに高められる機能性と、高精度切削加工や4色から選べるアルマイトによる美しさが魅力だ。

フットペグの滑り止め加工は、やや大きめのブロック状。必要な機能を確保しながら美しさも与えてある。ペグ本体は、やや平たく丸みを帯びた形状だ
ペダル先端に偏心ピンを用いることで、10㎜の範囲で位置 調整を可能に。操作部は硬質ラバーにローレット加工を施したローラータイプで、ブーツに優しい

ペグのみの交換でも ステップワークに効果的

CNCビレット ラジアルブロック
スクエアエッジコンセプト
ライディングフットペグ 純正可倒式
for Ducati / MV AGUSTA / BMW
5万2800円

モトコルセは、純正と換装して使用する可倒式フットペグも用意。超々ジュラルミン素材を3次元5軸マシニング加工して、異形球状デザインや放射状配置のスクエアエッジデザインを実現。あらゆるフットワークに対応する全方位型グリップを追求している。ドゥカティやBMW、MVアグスタのスポーツモデルに適合。特に先端部の球状部が「いい仕事をする」と評判だ。

パニガーレV4Rをネイキッド化した同社のコンプリート「NVC V4」への装着例。純正ステーにも同色のアルマイトを施せはステップキットのような一体感に

【STRIKER】長時間のライディングをサポートする形状にこだわる

スポーツツーリングコンセプト ステップKIT
4ポジション 
KAWASAKI Z900RS/CAFE
6万3800円
カラー:黒 
ポジション:4パターン

カワサキを中心に、国内4メーカーの車種に適合するステップキットを展開するストライカーは近年、スポーツツーリングコンセプト(STC)シリーズに力を入れる。

ジュラルミン削り出しにより製作される点などは、レーシーな雰囲気と設計が与えられたスペシャルステップキットと同じだが、STC用に新開発されたステップバーは、ツーリング時の長時間走行における快適性も重視した、足裏に〝面〞で接触するワイドタイプ。また、ペダルやプレート類の肉抜き加工を敢えて最小限にとどめ、剛性を高めに設計することで、旅先で転倒してしまったときに、破損することなくその後も走り続けられる(帰宅できる)可能性を高めている。

ブレーキペダルとシフトペダルの根元部には、ボールベアリングを組み込んで作動性を向上してある
ジュラルミン素材(A2017)の削り出しで、ブラックハードアルマイト処理。4ポジション式だ
ブレーキおよびシフトペダル先端部の位置調整も可能。足の大きさや好みに細かく合わせられる
ワークスレーシングステップバー 切削タイプ
5500円/1本
極限までグリップにこだわった、ジュラルミン削り出しのステップバー。同社製ステップキットに適合するオプションで、長さは65mm。接触に対する注意書きがあるほどの鋭さだ
レーシングステップバー
3850円/1本
鋭く粗いローレット加工を施して標準仕様よりグリップ性を高めた、ストライカー製ステップキット用オプション。65mm長のバー本体と10mm 長のスペーサーがセット
ワイドヒールガード
4400~8250円

ストライカー製ステップキットの多くに換装できる、新開発のオプションヒールガード。標準タイプより大きく、踵をしっかり当ててホールドしたいライダーにオススメだ

【AELLA】ポジションの設定で走りの楽しさを引き出す

ライディングステップキット スポーツ/ストリートタイプ
BMW S1000RR(’19~)
9万4710~9万9300円
カラー:白、黒、オーダー
ポジション:ストリート=6パターン
スポーツ=6パターン

アエラがこだわる“操作系”パーツの代表格。このBMW S1000RR用は、アエラ製ステップキットで初めて、同一車種用として「ストリート」と「スポーツ」を設定。ステップベースプレートの違いにより異なる調整幅を設定し、ストリートは純正より前&下方向の位置が選べるようなっている。ペダル軸受け部にはフランジベアリングを2枚挟み込んで、ねじれ方向に対するガタを無くすなど、独自ノウハウが詰め込まれている。

MFJ対応 ローレットステップバー
5500円
アエラ製ステップキットに装着できる、丸筒ローレットタイプの滑りにくいステップバー。長さはスーパーバイク用の70mm と、77mmをラインナップ
1:ステップベースプレートの違いで大きくポジションが変わる
2:シフトロッドの取り付けアームを反転して逆シフトにもできる
3:バーの取り付け位置を2カ所とし、合計6段階の調整が可能に

【K-FACTORY】良好なシフトフィーリングとホールド性の高さが魅力

イディングステップ 
KAWASAKI Z900RS/CAFE 
6万3800~6万6000円
カラー:黒、銀
ポジション:4パターン

属加工のプロ集団でもあるケイファクトリーが、ビレットパーツの集大金成として展開。バイクを操る本当の楽しさを知ってもらいたいという願いを込めながら開発されている。設計のこだわりは多く、例えばステップバーと車体の距離を純正の半分ほどに短縮することで、人と車体の密着度が増すポジションを追求。超ジュラルミン塊から削り出された各パーツは高精度だ。適合車種は多く、最新の大型スポーツ車だけでなく旧車や原付二種にも対応する。

シンプルな造形も追求。ステップバーとペダルを別軸にすることで、万が一の転倒時にステップバーの破損がペダルに及ぼす影響を低減。レトロなゴムステップバー仕様も選べる

【r’s gear】強度と軽さをバランスし理想のステップワークを実現

クティブ・スポーツシリーズライディングステップ 
価格未定/近日発売予定

マフラーの優れた性能と品質で特に知られてきたアールズ・ギアから、待望のステップが今年新登場。マフラー同様、妥協のない製品づくりが徹底され、その開発には2年以上が費やされているという。代表を務める樋渡 治さんの、元プロレーサーおよびリアルツーリングライダーとしての経験が詰め込まれ、剛性バランスの調整やベアリングの吟味、実走テストの繰り返しにより、スポーツ走行での操作性だけでなくツーリングでの快適性も追求する。

剛性を意識しつつ、削り出しにより高級感も演出。まずはここに紹介した3車種に対応し、それぞれに専用デザインを用いる

ステップバーは、絶妙なホールド感や操作性と靴底に対する優しさをバランス。快適性も重視し、レース用よりややワイドに

【153GARAGE】ネオクラシックにマッチする新ブランドが誕生!

バックステップキット
KAWASAKI Z650RS 
7万1500円(予価)
カラー:銀
ポジション:1パターン
バックステップキット
HONDA GB350S 
7万1500円
カラー:銀
ポジション:1パターン

アクティブが’23 年に立ち上げたネオクラシック系のカスタムパーツブランドが153GARAGE。同社はゲイルスピードブランドでもスポーツモデル向けのフットコントロールキットを展開しているが、153GARAGEのステップは、ネオクラシックにマッチするよう装飾を極力抑えたシンプルな意匠が追求されている。ポジションもこだわりの固定式だ。同ブランドのセパハンキットと同時装着したときに、もっとも一体感が高まるよう設定されている。

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