【レーシングスーツガイド|アルパインスターズ】MotoGPでデータを蓄積、最高峰の安全をユーザーに提供

レーシングスーツはサーキット走行のマストアイテムで、安全性と運動性の向上は日進月歩。優れたメーカーが勢揃する日本では、どれを選べばいいのか……と贅沢な悩みがつきまとう。
TEXT/T.YAMASHITA
MotoGPでデータを蓄積し最高峰の安全をユーザーに提供
近年、エアバッグシステムのテックエアシリーズの開発に力を入れているアルパインスターズ。レーシングスーツもテックエアに最適化したモデルを続々とリリースしており、レースの現場で培ってきた知見が存分に反映されている。
特にシャーリング部分は、激しく動いた際のフィット性が強化されており、人体工学に基づいて開発されたストレッチ生地HRSFを股間や腕に使用。肘と膝には独自の軽量衝撃吸収素材を採用し、通気性と快適性を高めている。
レーシングスーツの中に着るテックエア10は、MotoGPでも使用されている信頼性の高いアイテムで、機器を取り外してインナーを自宅で洗濯できるなど利便性も高い。公道でも使用できるテックエア5をはじめ、シリーズのラインナップは今後も拡大していく予定だ。
上位カテゴリーのレースでも採用される高品質レザーを採用:GP-R7 LEATHER SUIT
厳選された柔らかい1.3mm厚の牛革を使ったプレミアムな逸品で、優れた耐摩耗性、柔軟性、快適性を発揮。
パンチングの範囲が広く、卓抜した通気性と安全性を有する。同社製ヘルメットのスーパーテックR10を併用すると、より空力特性が高まる設計となっている。

レーシングスペックの最高峰エアバッグ:TECH-AIR 10
レースや走行会などサーキットでの使用を前提としたエアバッグ。保護範囲は肩、胸、背中に加えて腰と太ももで、内蔵のCE2脊椎プロテクターとの相乗効果で類まれな防護性を持つ。
胸部は約4cm、太ももは約2cmの余裕があればどのレーシングスーツでも着用可能。MFJ規格もパスしている。

ストリートから走行会まで幅広いシーンで活躍:TECH-AIR 5
一般的なプロテクターより95%も衝撃を減少。胸、肩、上腕、脇腹、背中と広範囲を保護するエアバッグは、約25/1000秒の速度で展開し、ライダーを衝撃から守る。
バイクやジャケットとの連携は不要で単体で作動。無料の専用アプリを使うとサーキット用と公道用のモード切り替えができる。
