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【バイク女子部Ride om Time】レン耐で高めるチームワーク

集合写真

Facebookのグループ「バイク女子部」の連載企画。ミニバイクでの6時間耐久レースに参加すべくスタートした”ミニろく”への道、第2回目は「レン耐!」に参加しました。このメンバーで初めて走るレース、果たしてどんな結果に?

今回のメンバー

メンバーは女性レーシングライダーの草分け的存在、堀ひろ子さんと鈴鹿4耐を完走し、サハラ砂漠8000キロを走破したレジェンドライダーの腰山峰子さん、意外にも人生初レースの松崎祐子さん、耐久レースは5回目、レースが好きな谷口佳代子さん、耐久レース2回目にして才能が溢れ出るルーキー、植田美香さん、レン耐参戦10年目。いつまでもサーキット初心者マークが取れないライダー、林香織

初心者や女性に優しいレッツ レン耐

富士スピードウェイで開催されるミ二バイクの耐久レース「ミニろく」への出場を決め、バイク女子部の有志でチームを結成した私達。走るのは筑波サーキットのコース1000。4時間の耐久レースです。

元WGPライダーで四輪レーサーとしても活躍の青木拓磨さんが主催するこのレースはレースデビューにピッタリ。安全面も拓磨さんの細かい配慮がされています。

まずレン耐ルールのひとつに、ピンクビブスを着けた女性ライダーを転倒させたら一発失格というのがあります。仮に女性ライダーから突っ込んで転んでも男性は一発失格。このルールなら安心してサーキットを走れるので女性ライダーの参加が増えています。この日もビブスが足りなくなってしまうほど女性の参加がありました。

また、レン耐の良いところは、初心者のための走行講習もあること。90分の初心者耐久レースも開催しています。今回、祐子さんは初レースなので午前中の初心者講習に申し込み参加しました。レースデビューの方には、スタッフが講習を行います。

乗るバイクの特性、ブレーキ、タイヤについて、さらにピットイン、ピットアウトの仕方なども教わります。これで初レースの方も安心して午後のレース本番に備えられます。

ピットインやピットアウトの方法など、レクチャーを受けてから走行するので、サーキット初心者でも安心して走れます

耐久レースならではのル・マン式スタート

レン耐のスタートはル・マン式。耐久レースならではのスタート方式で、もっともレースらしい部分。「耐久レースだから慌てなくていいですよ」と声をかけつつ、初参加の祐子さんにスタートライダーをお願いし、カウントダウンのドキドキ感を味わってもらいました

レース経験者の先輩たちがデビューするメンバーをサポート。そうすることでチームも一丸となっていきます
ル・マン式スタートでドキドキの祐子さん。バイクを支えるのはレジェンド峰子さん。これぞ耐久レースの見せ場!

そして4時間のレースがスタート。一人当たりが走る時間もチームで決められるので、自信が無い時は走る時間は短めにするなど自由に設定できます。

私も1カ月前にオフロードで転んで身体を痛めていたこともあり「すぐ戻ります」と言っていましたが、走り始めたら楽しくなってしまい、我に返りピットをみたら心配そうな顔でサインボードを振っているチームの仲間達が目に入り、慌ててピットインしました。こうして5人で4時間を無事走り切りました。

ライダー交代時、ピットレーンは降りてバイクを手で押します。サポートしてくれる仲間の存在がありがたい!
クリアしなければ走り出せない“お題”のパズルと格闘中! 頭の回転や手の器用さも要求されます。
速いだけでは勝てないのがレン耐なのです

レン耐では走行中のサインボードの見方、ライダー交代の段取り、エアバッグの取り付けなどを皆で経験し、不安な部分を無くしていきました。

チェッカーが振られるゴールの瞬間をチームみんなで喜ぶ。これが耐久レースの醍醐味ですね。新人ライダーを先輩ライダーが1日かけてアドバイスしていく、そんな流れができているのがレン耐の魅力。私達も1日のレースを通して、長年参加している峰子さんにたくさんのことを教わりました。

いざレースになると、今も変わらないオーラを放つ腰山峰子さん

レン耐を走ってみた感想をチームのみんなにも聞いてみました!

「排気量も小さいバイクだから怖くないし、ピンクビブス着用でみんなが避けてくれるので安心(祐子さん)」
「5人で走るというのがどういうものか、チームとしての結束も感じられてよかった(佳代子さん)」「チームの垣根を越えてアドバイスし合ったり和気あいあいとしたレン耐の雰囲気が最高でした(美香さん)」
「レン耐は初心者でも安心で、ゲームもあって遊び要素満載。でもコースではガチで真剣勝負出来る、とっても楽しい大人のレースです!(峰子さん)」

前哨戦は無事完走!次回は「ミニろく」練習走行と準備編です。

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