1. HOME
  2. COLUMN
  3. バイク
  4. 『徹底検証アドベンチャーモデル』 世界で人気No.1ジャンル その本当の理由とは!?

『徹底検証アドベンチャーモデル』 世界で人気No.1ジャンル その本当の理由とは!?

欧州は街も山も、道が荒れている。だから脚長ADVが快適!


ツウのバイク乗りには旧くから知られていたが、ADVモデルのスポーツ性能は非常に高い。ラリーで鍛えたパワフルなエンジンと、長いサスペンションストロークを生かして車体前後への重心移動を駆使し、ワンディングではスーパースポーツにもひけをとらないほどのパフォーマンスを見せていたからだ。

現在では最新のテクノロジーよってエンジンも足周りも進化し、スポーツ性能もかなり研ぎ澄まされており、新しいスポーツライディングの世界を体感できる。また路面電車の線路が走る石畳の街中や、砂が浮いて滑りやすいワインディングが多い欧州では、長いサスペンションストロークが強い味方となる。

プルバックからスタンディングへ!? ADVは大陸横断のスタイルも変えてしまう?


クルーザーのトップブランドであるハーレーダビッドソンもADVカテゴリーに参入すると発表があった。大排気量&ハイパワーエンジンと大型カウルを持ち、リヤフェンダーとサイドケースが一体化した〝バガー〞と呼ばれるスタイルのマシン。アメリカにおけるツーリングシーンを再構築したハーレーがADVモデルを発表したのは二輪界に大きなインパクトを与えた。
ソファーに腰掛けるように深く腰掛ける〝プルバック〞ポジションから、アクティブに旅を楽しむADVの〝スタンディング〞に、アメリカのツーリングスタイルも変化するのかもしれない。

ADVにも“ネオクラ”人気がやってきた!


モダンなデザインと最新のテクノロジーを搭載するマシンが数多くラインナップされるADVカテゴリー。しかし80年代ラリーバイクやエンデューロバイクテイストをミックスした〝ネオクラシック〞がこのジャンルにもやってきた。それを体現したのがモトグッツィV85TTだ。

欧州は今ビンテージバイクや80年代バイクの人気が再燃しており、それがBMW RナインTやトライアンフ・ボンネビルの好セールスを後押しした。そしてその人気はオフロードにも飛び火し、ネオクラADVを生み出したのである。]]>

関連記事