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『徹底検証アドベンチャーモデル』 世界で人気No.1ジャンル その本当の理由とは!?

Q.5 アドベンチャーバイクのBADなイメージは?

悪路での走破性と視界の広さという利点は、裏を返せばシートが高いということ。また、日本人の体格では、巨体を持て余しそうという意見も多く見られた。
1位 —シートが高くて足着きが悪そう
2位 —重くて取り回しが大変そう
3位 —ダートを走るのは難しそう
4位 —ワインディングを楽しめなさそう
5位 —遅そう
6位 —運転しにくそう

読者の本音「オレが乗りたくない理由」

人気上昇中とは言え、やはり読者の中には「乗りたくない!」という人も少なくない。そこで最後に、アンチ勢の率直なコメントも正直にお届けしましょう!
○中途半端でカッコよくないと思う
○スタイルやポジションが自分の美学では愛せない
○渋滞の多い日本では持て余しそうだ
○オフを走りたいならオフ車じゃないと
○アドベンチャーとは名ばかりのツアラーではないか?
○足着きが悪くて市街地で不便そう

アドベンチャーモデルはいま世界で大人気なのだ!

アドベンチャーと呼ばれるカテゴリーは、各メーカーにとってどれほど重要なのか
なぜ支持を受け、拡大しているのか。その経緯や現状を、ここでご紹介しよう。

数字で見れば一目瞭然 ADVは各メーカーの屋台骨だ

BMWがR80GSの投入から40年もの歳月をかけて育て上げてきたアドベンチャー(ADV)カテゴリー。今それは各メーカーが威信を賭けて開発したモデルを投入する激戦区となっている。下の数字は19年の総販売台数に対するADVの割合だが、BMWは約半数を「GS」ファミリーが占めるほどなのである。
DUCATI ムルチストラーダシリーズ 約22%
BMW GSシリーズ 約47%
 
ドゥカティは03年よりADVモデル「ムルティストラーダ」を販売。2019年9月には累計10万台目の車両が工場からラインオフした。
もちろん日本の4メーカーもADVモデルを精力的にリリースしているし、欧州メーカーの多くもラインナップし、派生モデルも広げている。
その理由は簡単だ。今、ADVモデルは世界的に販売台数が期待できるからである。

Ducati 2019年のムルチストラーダ シリーズ累計販売台数1万2160台 総販売台数:5万3183台中 約22%

BMW 2019年のGSシリーズ 累計販売台数8万3764台総販売台数:17万5162台中 約47%
※F700GS/750GS/F800/850GS/R1200/1250GS(Adv 含む)

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